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マンションでのピアノの防音対策

マンション等の集合住宅の場合は階下に伝わる個体振動を遮断してやる必要があります。

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最近のマンションは気密性が高く、壁も150mm~180mmと厚く、壁だけで45db~50dbのお隣との防音効果(空気伝播音)が十分?あるので、問題は階下に鍵盤を叩くカタカタという振動や、ペダルを踏む時のドンドンという、いわゆる個体振動音がクレームになりやすく、これを防ぐ必要があります。

階下への個体振動音の対策はピアノ架台が有効です。

大阪の高層マンションでのピアノ架台の事例



岡山市内のマンションでのピアノ架台の事例


アップライト用のピアノ架台



ピアの架台の仕組み


ピアノをピアノ架台で浮かし床とピアノ架台の間に空気層を作ります


音や振動を伝えない効果的な方法は、単に床を厚くしただけでは効果がなく、窓の二重サッシと同じで床とピアノ架台の間に空気層を作るのがポイントになります。

空気層を作るために重いピアノを床から水平に浮かすので、ピアノ架台は頑丈に作る必要があるので当初は120㎏の重量がありましたが、最新のものは薄型になり重量が60㎏になりました。

お値段はヤマハのC3クラスで26万円で、弊社ではたくさんの納入実績がありますが、今のところ防音に関してクレームがないので、皆様にお薦めしています。

ピアノ架台は大阪の防音専門業者のテクニカルサウンドさんのオリジナル商品で、ピアノの大きさごとのオーダーメイドなので、納期は約1ヶ月かかります。



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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ヨーロッパ製ピアノは日本での使用は不向きか?

国産のピアノでも木材は全て輸入材ですし、輸入、国産を問わず高級なピアノほど自然素材(無垢材等)を多く使うので温度や湿度といった環境の変化には敏感です。

純ヨーロッパ製(すべてヨーロッパ製)チェコのペトロフピアノ

余談ですが高級なピアノは、使用木材も屋外で数年の自然乾燥を経て使われますが、量産ピアノは、工場内で短時間で人工乾燥した木材(響板等)が使われるので、木材の細胞を痛めて楽器の命である響板の寿命も縮めることになります。

チェコのペトロフピアノの工場にて


ペトロフピアノの鍵盤蓋は無垢材

また最近はアクション内部のムービングパーツに、従来の木の替わりに、木より軽く鉄より堅いカーボンファイバー(炭素繊維)を使ったものがありますが、これは軽くて歪みがなく均一な形状で合理的ですが、堅過ぎて木のように適度なたわみがないのでタッチに違和感が生じます。

しかもアクション内部のセンターピン(関節部分)はカーボン(木)とフェルトが一体化したデリケートな部分なので、ここがひとたび湿気ると、湿気を吸わないカーボンはクロスだけに湿気が集中し、一旦湿気ると木に比べ自然復元力が極端に劣ります。

一般的な量産ピアノは工業化に適した伸縮や歪みが少ない積層材等や人工素材を多用して大量生産されるので、均一で安定した品質という意味では良いのですが、天然素材が多い高級ピアノに比べると、音色や響きと云った楽器としての魅力は乏しくなります。
#ペトロフピアノ

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


お薦めの調律師は?

ファツィオリジャパン(都内港区)のショールームはファツィオリピアノだけなので絶対的な展示台数も少ない上に24時間空調管理されており、しかもショパンコンクールのファツィオリを任された越智調律師が管理しているのでほぼ完ぺきな状態で展示されており、その意味でもピアノ好きなら一度試弾に行く価値があります。

ピアノの性能やメンテナンスに対しての意識レベルの高い調律師が必須です。

調律師の仕事を部屋の掃除に例えると、私は掃除機をかけただけで満足していますが、うちの奥さんから見ると、これでは掃除した内に入らない、照明器具の掃除、押入れの中の整理整頓や拭き掃除等、やることが多いのが部屋の掃除です。

調律師の仕事もこれと似ていて技術力の差というよりも意識レベルの差です。
つまり当たり前のことを順番通り手を抜かずにやれる調律師がお薦めの調律師ですが、この当たり前のこと(整調・調律・整音)をセットで行うことが出来る調律師は極めて稀です。

出荷調整には新品でも3日間の作業時間が必要ですが、定期メンテナンスも調律の他に整調と整音をざっとでも行うには半日の作業時間が必要です、これがメンテナンスで毎回きちんとできる調律師ならピアノも快適に仕上がるはずです。

具体的には作業に入る前に演奏者から現状の不満と希望(音色、タッチ他)を聞いて、作業終了後に演奏者に試弾してもらい結果に演奏者が満足して初めて作業完了になります。

ピアノの調律とメンテナンス


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