ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

梅雨時期のピアノ管理

雨の多い季節となりました。気温も上がりジメジメした日がまだまだ続きそうですが、そんな梅雨時期にみなさんはピアノをどのように空調管理していますか?

ピアノは金属や木材、そしてフェルトやクロスといった湿気に弱い素材が多く使われています。

 

 

 

 

 

 

金属が使われているのは主に、弦や弦を巻き付けているチューニングピン、そして鍵盤の上下運動の支えになるキーピン等。これらは多湿により錆や汚れが発生してきます。

 

木材が使われているのは、弦の振動を伝えスピーカー代わりに音量を増幅させるための響板やチューニングピンを支えるためのピン板や鍵盤、そして弦を打鍵するアクションのほとんどが木材です。これらは多湿により変形や膨張を繰り返します。

 

フェルト・クロスが使われているのは、鍵盤の金属と擦れる部分やアクションでは落下音や打撃音を最小限に抑えるために使われています。このフェルト・クロス類は多湿により膨張して部品の位置を変化させます。

 

このように湿度変化に非常に敏感なアコースティックピアノを快適に維持していくことは容易ではありません。

それではどのようにしてピアノを快適な状態に保つのか。

今回のYouTube最新動画はピアノの湿度管理方法です。ピアノを大切にしていきたい方は必見です。

 

 

>>>湿度管理しなかった結果、このようになります

 

 

 

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


ピアノの快適な音響空間のための防音対策

防音対策は周囲に迷惑をかけないための防音ですが、あんがい見落とされているのが演奏者にとっての快適な音響空間です。

つまりピアノの防音工事は、防音対策(遮音)と音響対策の二つが必要であり、さらに住宅周囲の騒音(時間帯別に現地で計測)や一戸建てか集合住宅かで対策が異なり、最後は費用対効果の見極めになります。
 
防音対策も夜の何時まで(又は早朝?)演奏したいのか?でどこまでのレベルまで防音する必要があるか?で随分変わってきます。

完璧を求めていくと防音業者による十分な事前調査と施工主さんとの打ち合わせ中間検査、最終検査が必要になります。

狭い部屋でも拡散板や反響板で快適な音響環境を作ることができます。

コーナー散乱/吸音体
コーナー散乱/吸音体は音圧の高くなる部屋の隅に設置すると、最大限の拡散効果を発揮します





 
資料提供 テクニカルサウンド

ピアノの防音対策



 無料資料の詳しいご案内はこちらから

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


防音対策はピアノ購入前にする必要がある

現在、ピアノを使用している方からの防音対策のご相談をよく受けますが、一旦クレームが発生してからでは手遅れと云わざるを得ません。

その訳は、人は関心があるところに長く意識を集中していると良くも悪くも意識が拡大してきます。
人が恋に落ちるのも意識の拡大ですが、逆に嫌なものに意識を集中しているとそれが拡大してきて死ぬほど嫌になってきます。

雑音も最初はそれほど気にならないかも知れませんが、毎回、そこに意識が行くと意識が拡大してきて雑音に非常に敏感になりやがて我慢ならなくなり、これがクレームになります。

一旦クレームになったら少々の防音対策をしても無音というの困難なので、後からでは相当な防音対策をしないとクレームになりますので、最初から気にならないレベル、雑音として認識しないレベルの防音対策が必要に思います。

階下に音と振動を伝えないピアノ架台(高層マンションの例)


ピアノマスク、ピアノの上下を段階的に塞ぎ最大40%の音量ダウンが可能

一戸建ての二重ドア

一戸建ての二重サッシ



 無料資料の詳しいご案内はこちらから

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ