[ ]中国でピアノを作るのは極端な元安だから
中国でピアノを作る4つの理由
①中国が世界最大のピアノ市場
②中国へピアノを輸出すると35%の関税がかかる
③中国は人件費や工場取得が安価
④中国の為替相場が極端に安い
最大の理由は中国の通貨の元が極端に安いこと
今では全てヨーロッパ(本国)で作られているピアノは、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ファツィオリ、ペトロフ等の限られたブランドで、ドイツ製、日本製と云っても事実上中国で部材として生産、この場合の表記はドイツ製、日本製と表記ができ、全面委託生産された場合は中国製と表記されるのが業界ルールです。
共産主義国家ならではの固定相場制
国家間の輸出入する際に重要なのは為替レートで、円安とかドル安とかよく話題になりますが、中国の元安とか元高とか話題になることはありません。それは共産主義国家ならではの事実上固定相場になっているからです。
今の為替相場は一元が20円ほどですが、これは専門家の話ですと一元が100円から140円が本来の為替相場だそうで、固定された超元安お陰で、中国はピアノに限らずあらゆる中国製品が格安で世界に輸出されています。
ピアノに例を取ると、この為替レートだと日本で200万円で購入できる中国製ピアノは、中国では一千万円以上することになります。
中国上位3社の生産状況
№1 広州 パールリバー 国営 年間生産台数 約8万台
№2 杭州 ヤマハ 外資(日本) 年間生産台数 約5台台
№3 ハイルーン 民営 年間生産台数 約4万台
日本のピアノ愛好家の皆様にご挨拶
現在、ドイツでのピアノ作りは非常に高コストになっており、ピアノ愛好家の皆様に、リーズナブルで高品質のピアノを提供するために、思い切って2003年より中国にドイツの製造ラインを移築して製造することを決断しました。
試行錯誤の末、今では何とかMADE IN GERMANYの品質を保つことができるようになり、お陰で高いコストパフォーマンスという観点からも、地元ヨーロッパのピアノ愛好家の方々からは、以前にも増して高いご支持を得ており、日本の皆様にもリーズナブルな価格でヨーロッパのピアノを提供できることになりました。
フォイリッヒ CEO Ernest Bittner
オーストリア、ウイーン本社から
ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に
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構造がシンプルな弦楽器等と違い複雑なメカニズムを持つピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、その特殊性をご理解頂くとピアノに対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。
浜松ピアノ店代表 植田 信五 筆者プロフィール
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