[ ]最近の浜松での黒檀黒鍵の事情
普段は気にしないのですが、たまたま本黒檀に張り替え希望のお客様がおられたので黒檀黒鍵について少し調べてみました。
今はヤマハ、カワイが人工黒鍵か黒檀調天然木を使うようになって久しいので、浜松の本黒檀の在庫はもう数が残り少ないようです。
元々黒檀鍵盤の仕入は黒檀を商社に注文して、その黒檀を機械で黒鍵用に加工するらしいのですが、大口需要家のヤマハ、カワイが本黒檀を使用しなくなり鍵盤用の黒檀を注文する機会かなくなったようです。
そこで本黒檀の代替えですが現在では、簡単にいうと粉末の黒檀を仕入れてこれを黒鍵用に接着剤で固める方法があるそうで、この方法だと触った感じがほぼ本黒檀のようになるそうです。
しかも従来の黒鍵から本黒檀に張り替えた場合は、本黒檀は密度が高く重量が重いので、鍵盤のアップとダウン(鍵盤のタッチの重さ)が違ってくるので面倒でも鍵盤の鉛調整が必要になります。
しかしこの黒檀の粉末を固めた黒鍵の場合は、重量が従来品とほぼ同じなので、貼り換えしても面倒な鍵盤の鉛調整が必要ないので、その意味で簡単に張り替えが可能のようです。
写真ではわかりづらいですが本黒檀の黒鍵
人工樹脂を使った黒鍵
黒檀の粉末を固めた黒鍵
この写真では違いがわかりませんが、触るとその微妙な違いがわかると思います。
弊社でピアノを選ぶメリット