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ウェンドル&ラングのダンパー調整 №2

ウェンドル&ラングの調整の続きをしています。

写真はダンパー内部で、動くタイミングを調整している作業風景です。




ちなみにダンパーとは、弦の振動を止める役割で、ペダルの一番右のダンパーペダルを踏んだままにすると、ダンパーが弦から離れ音が伸びっぱなしになり、ペダルを放すとダンパーが下りて音(弦の振動)が止まります。

このダンパー全ての動きのタイミングを一つ一つ、伝言ゲームのように隣に伝えていき最終的にはダンパーが板一枚のように上がり、そして同じタイミングで音を止めるように調整するのがダンパー調整です。

写真のようにマイナスネジを緩めてペダルをそっと踏み込み、動きのタイミングを揃えてネジを締めます。

ラジオペンチでワイヤーを曲げたり回したりしてダンパーが弦と平行になるように調整します。
このダンパー調整、言うのは簡単ですが、かなり難しい作業です。

作業の一部ですが動画を撮ってみました。
時には息を止めたりしながら、僅かな動きを見て調整してますので、同じく息を止めてご覧ください(笑)

 


鍵盤を押すとハンマーが弦に近づきますが、この時ハンマーと弦の距離の半分のところで、ダンパーがかかる(始動)するように調整するのが、ダンパーかかり調整です。
上の写真のように、ハンマーの側面に線が引いています。この線が隣のハンマーの頂点と並んだ時がダンパーがかかる最適なタイミングです。事前に弦とハンマーの距離の半分の量の線を引いています。




 

このピアノはダンパーのかかる(始動)タイミングを一つずつ調整できるスプーン状の部品がついていますので、定規を当ててこのスプーンを上下させて平らに揃えます。






 

次は整音です。

まずはシフトペダル(左のペダル)の整音です。
シフトペダルを踏み込むと上の写真のようにハンマーが右にずれて、音色が変わります。



 

シフトペダルを踏むと鍵盤もアクションと一緒に右に動きます。




 

矢印のネジで動く量を調整し、たくさん動かすのか少しだけにするのか調整します。




 

次にカーボン紙を使い、ハンマーに色をつけます。

 

 

このようにカーボン紙を使うと通常時とシフトペダルを踏み込んだ時の位置がよくわかります。

 

これでシフトペダルを踏み込んだ所だけを狙って針を刺してその部分だけを柔らかくします。
そうすることによってシフトペダルを踏み込んだ時に音色が変わります。余計なところに刺さないようにカーボン紙を使うわけです。

これでシフトペダルを踏んだ状態で全ての鍵盤を弾いていき、ちゃんと効いているか確認します。

 

次は弦あたり調整です。
そろそろゴールが見えてきました。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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