[ ]ピアノの音響についての配慮
ピアノ等の生楽器は快適な部屋の音響が非常に重要ですが、その割にあまり注目されないのが部屋の音響です。
防音と快適な音響を施したマンション、上部の天井を高く取り、音圧のために壁には拡散パネルが設置されています。都内南麻布にて
弊社が管理しているホールの反響板
浜松ピアノ店の3Fホール 良く響きます
内部に複雑なメカニズムを持つピアノは丁寧な整調・調律・整音が必要不可欠ですが、空調管理(温度・湿度)や防音も考慮が必要です。
なかでもあまり配慮されていないのが音響です。
音響の失敗例
過去に弊社がピアノを納入したある多目的ホールでは音響対策まで予算がないということでそのままオープンしました。
さっそくピアノとのフルートのアンサンブルを試みたところ、相手の音が聞こえず、急遽、簡易型の反響板を購入しましたが、設置に手間がかかる上、見た目も不細工でした。
もう一つの失敗例
都内の品川のマンションで防音工事を完了されてから、3世代でお使いになるということでグランドピアノをご購入いただきましたが、全然、歌声が響かないそうで、やむなく音響を考慮した防音の再工事になりました。
防音と音響の専門家 テクニカル・サウンドの工場で中辻社長(右)と筆者
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