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ピアノの音質チェック 実践編

みんなのピアノ選びから抜粋

購入前に全ての音を聴いてみること

思い描く通りに気持ちよく演奏できるピアノの条件を考えるならば、
各音の質感が不自然なく揃っていること、あるいは隣り合った音の粒立ちが連なっていること
大前提と言ってもよいでしょう。

 
では実際にショールームでピアノの音の均一性・均質性をテストする方法をご紹介します。

ピアノを弾ける方はムラのないレガートで半音階を弾きながら、全ての音に注意を払って聴いてみましょう。
(ちなみにこれはブレンデルが上記の著書で推奨している方法です)
このときピアノメゾフォルテぐらいの音量がオススメなのですが、まずは各音を弾く指の強さが均一であるように心がけて下さい。



自分は弾けないからなぁ…、という方には別の手段もあります。
弾く指を1本に決めて、力を入れ過ぎず、適度な音量で鍵盤を押しましょう
そして左端の低音からひとつずつ順番に右隣の鍵盤を鳴らしながら、右端の高音まで聴いてみます。「カエルの歌」のように、ときには反復して音を比較してみるのも非常に効果的ですよ。



ひとつひとつの鍵盤を一定の強さで叩くことならば、コツさえ覚えればどなたでも出来るはずです。滑らかに連なる半音階を弾くことはプロの演奏に近い領域になりますので、むしろ同一の指でポンポンと音を鳴らすチェックの方がすぐに馴染めるかもしれません。

※グランドピアノの場合、ソフト(左)ペダルを使用した状態の音質も同じ要領でチェックしましょう。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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