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ファツィオリジャパンのご紹介

代表のアレック・ワイル氏は、スタインウェイ・ジャパンを日本で立ち上げた時のメンバーの一人で、長くスタインウェイ・ジャパンに在籍しておられましたが、私見ですが、生涯を賭けるに相応しい素晴らしいピアノ(ファツィオリ)を見つけたことで、2008年にスタインウェイ・ジャパンを退社してファツィオリピアノの輸入元として都内港区にファツィオリジャパンを立ち上げ現在に至ります。

 

港区にあるファツィオリジャパンのショールームにて

左から越智氏、筆者、ワイル氏、フェケテ氏、いずれもスタインウェイジャパンの元社員


ファツィオリジャパンは上の写真の3人のメンバーで運営されいますが、越智氏もフェケテ氏も元スタインウェイ・ジャパンの仲の良い同僚で優秀な技術者(調律師)ですが、ワイル氏の独立と共にこちらに移籍してきました。

なかでも越智氏は、先のNHKの「もう一つのショパンコンクール」で国際コンクールで外国のピアノ(ファツィオリ)の調律を任された初めての日本人ということで一躍、時の人になりました。スタインウェイを良く知る彼らが選んだ最高のピアノ、イタリアのファツィオリピアノを、一度ご研究下さい。

写真はファツィオリジャパンの立ち上げパーティでのショット(サントリーホールにて)
左からイタリア大使館の方、アレック・ワイル氏、故・中村紘子氏、ファチィオリの創業者、パオロ・ファツィオリ氏


アレック・ワイル氏はスタインウェイ時代、来日アーティストのマネージメントもされていたことで内外の多くのピアニストと親交があり、有名なところではブーニンさんがおられますが、中村紘子さんとも親しかったようで、この日はわざわざ主賓でお祝いにきてくれていました。

後にブーニンさんは、手持ちのスタインウェイを下取りに出してファツィオリを購入され、以降、彼のコンサートにはファツィオリを指名されるようになりました。

余談ですが、アレック・ワイル氏は日本語も堪能ですが、奥さんが日本人なので奥さんから日本語を学んだせいか、時々、お姉言葉が出ますが、今はショパンコンクールが開催中なので、ポーランドと日本を忙しく往復されています。

下記のページで詳しく解説しています。

お薦めブランド ファツィオリピアノ

ファツィオリジャパン(株)

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 資料をご覧になった方の感想

弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。

浜松ピアノ店代表 植田信五 

筆者プロフィール


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ショパンコンクールでのピアノ調律師たちの闘い

今、ショパンコンクールが開催されていますが裏方の調律師の闘いも紹介

NHKで何度も再放送された「もうひとつのショパンコンクール」華やかなコンクールの舞台裏での調律師の闘いを紹介したもので調律師の苦労を取材した珍しい番組です

ショパンコンクールに持ち込まれるピアノはヤマハ、カワイ、スタインウェイ、ファツィオですが、ポイントは特に優勝者にいかに自社のピアノを選んでもらうかが最大のポイントで、そのためには優勝者に気にってもらうようにいかに自社のピアノを仕上げるかが調律師に問われます。

ファイナルに残った出場者は複数いるので、全員に気に入ってもらう調整や整音はできないので、ここでは優勝候補に的を絞って優勝候補が最大限に映える演奏ができるように調整や整音をします。

その上で自社のピアノを使用した演奏者が優勝できたならば自社ブランドの向上に大きな貢献するので、裏方の調律師の責務と苦労も大変です。

いかに最高のピアノでも万人が良いと云うピアノはないので、最後は演奏者の好み(演奏スタイル)や当日の演奏曲、会場の音響に合わせた最適な調整と整音が必要になります。ピアノという楽器の性能は、かくも調律師の技術と情熱に支えられているというお話ですが、これは一般家庭のピアノもこれと同様のことが必要です。



初めて外国のピアノ(ファツィオリ)を日本人調律師として任されたファツィオリジャパンの越智氏




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 資料をご覧になった方の感想

弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。

浜松ピアノ店代表 植田信五 

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


若い調律師への提言

年々調律師の仕事が減少している

今はデジタルピアノ全盛でアコスティックピアノの販売は年々減少を続けており今ではピアノ全体の10%位ではと思いますが、それに伴い調律師の仕事も減少しています。

現状は年配の調律師が多いので10年、20年先には調律師もほとんどいなくなるのではないでしょうか。これは日本だけでなく世界的な現象のようです。



調律の専門学校を卒業して就職しても辞める人が多い

高い授業料を払いせっかく調律学校を卒業して楽器店に就職しても、1年で調律師を辞めてしまう人が90%以上とも言われています。

理由はいろいろですが、一番大きな問題は将来の展望が見えないことだと思います、人は将来の明るい展望が見えると目先の少々の苦労は厭わないものだからです。

私見ですが、メーカーを含め大概の調律師の職場環境では、日頃の仕事は調律だけで、本来やるべき鍵盤・アクション・ダンパーの整調をやる習慣がなく、その意味でも調律師としてのスキルアップ(技術向上)が図るチャンスがないので、給与、待遇を含め先が読める人ほど将来を悲観して業界を去っていくのではと推測しています。


ここで云う整調とは?

ピアノのメカニズムの素材は、金属の他に木とフェルト、クロスから出来ており、それらに必ず伸縮や歪みが発生するので、これを調律師の手で鍵盤、アクション、ダンパーの修正と擦り合わせ調整が必要です。

調律の音がわかるまで千台の実績が必要と言われており、それに加えて一通り鍵盤・アクション・ダンパーの調整(25以上項目の調整)やると、手慣れた調律師で新品でも3日(中古品なら倍以上)ほどの手間がかかります。

今はコスト重視で新品の高級ピアノを含めほとんどのピアノの整調が省かれていますが、いかなるピアノであれ丁寧な整調で音色、タッチ、表現力が大きく向上し本来の性能を発揮しますが、この整調の重要性が一般にも業界的にもほとんど理解されていないのが大きな問題です。

あえて有料調律を希望される方

調律件数の絶対数は年々減少の一途ですが、あえて今、有料調律を希望される方は、ピアノ愛好家の方やコンクールをめざすような人ですが、そのような方はタッチや音色、表現力を大切にされる方が多いので、それには調律だけでは全く不十分で、演奏者の要望に沿った整調や整音に技術的に応えることが必要ですが、現状はそれに応えられる調律師はほとんどなく、いろいろと調律師に細かい注文を出しても「このピアノはこんなものです」で終わっています。

いかに調律の絶対数は大幅に減少してきても、ピアノの精密整調と整音ができる調律師に仕事が集中しますので、若いうちに特に精密調整の技術を体得する必要がありますが、それを満たす職場環境がほとんどないのが現状かと思います。

 

№1、全ての調整の土台、鍵盤調整

№2、アクションとダンパーの調整

№3、最後に調律と整音で完了します

調整を理解せず性能は語れない


演奏者の細かい希望に応えることが出来て、一旦、演奏者から技術的信頼を得ると、今後も末永く有料メンテナンスの依頼を頂けますし、それが口コミでお客様が増えますので将来も安泰です。

これからの調律師は高度な整調と整音技術の習得が必須で、できれば体力や気力、集中力がある若いうちに、高度な精密整調や整音の技術を体得する必要があります。

整調を体得するには日常的に調整をやる必要がある

精密整調や整音技術はいわば職人技の世界ですから、各種研修や検定を受けても決して体得はできません、調整を体得するには日頃から整調作業を繰り返して初めて体得できるものです。

しかしメーカーや販売店には日常業務的に整調作業をやる習慣がない(やらせてもらえない)ので整調を体得する環境がありません。




逆に言えば整調ができれば調律師としての将来は保証される

ひとたび早くて正確な精密整調ができるようになれば、性能を大切に考えるお客様から必ず支持されるので、こちらから調律の催促の電話も必要なく、むしろお客様の方から催促の電話を頂けますので、いわば行列のできる調律師と云えます。

浜松ピアノ店は日常的に精密整調を、展示ピアノ、出荷調整、メンテナンスで行っています。

 

調律師の賃金は男女とも同じです

持ち込み調整の依頼が増えました

 

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 資料をご覧になった方の感想

弦楽器や他の楽器と違うピアノならではの特殊性をご理解頂くためのもので、一旦ピアノの特殊性をご理解頂くとピアノという楽器に対する概念や対処も大きく変わり、これまで以上にピアノと良い関係が築けます。

浜松ピアノ店代表 植田信五 

筆者プロフィール


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