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小さな和菓子屋と小さなピアノ店の共通点

散歩中に見つけたマンションの1階にある小さな和菓子屋さん、試しにかしわ餅を買って帰りましたが女性陣に好評でした。

後日、店の方には話を聞いてみると、若い人がやっているが、弊社と同じでこだわりの店で、それゆえに近所でも評判だという説明をされました。

歩月~あづき~

こちらは都内港区白金台ですが、前出の和菓子屋さんと同じようにマンションの1階に若い山内君(元弊社の調律師)が設立した、弊社の姉妹店のピアノプレップ、チェコのペトロフピアノの小さな専門店です。

ピアノプレップ


共に小さな店で経営者が若く、他店にはないこだわりを持って仕事をしており、そのこだわりがお客様から共感・支持されて人気があるという共通点を感じて親近感を持ちました。

しかし同時に両者の決定的な違いも感じました。

和菓子は食べて美味しければその価値が誰でも簡単にわかること(羨ましい限りです)しかしピアノの場合は、せっかくのこだわり(丁寧な整調・整音)の価値が、少しピアノを弾かない限りわかってもらえないことです。

納品前のピアノ(展示ピアノを含め)に、数日をかけた丁寧な整調を施すのが他店にはない弊社やピアノプレップのこだわりです。

そのこだわりの理由ですが、ピアノの性能を大切に考えると丁寧な整調ではじめて音色やタッチ、響きが大幅に向上するという特性があるから当然なのですが、それには数日の手間が余分にかかるので筆者が知る限り他店ではやる習慣がありません。
 
誰でも食べれば上手い不味いが簡単にわかるお菓子と違い、ピアノの場合はお客様がピアノをある程度弾けないと整調による性能の違いがわかってもらえません。

つまり、丁寧な整調による気持ち良さが、全ての人に簡単にわかってもらえないのが悩みの種です、考えれば当たり前の話ですが。

当店でピアノを選ぶメリット

お薦めブランド ペトロフピアノ


ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


調律の頻度は半年か1年か?

よく質問いただくのが調律は年に一回か否か?です。

ピアノの調律は音の高さを合わせる作業ですが、保持時間は設置環境により短時間でも微妙に狂ってきますので、その意味では調律は瞬間的な芸術と云えます。

たとえばコンサートホールでは基本的にコンサートごとに調律をしますので、毎週コンサートをするホールは毎週調律をすることになります。

舞台上のピアノは演奏は勿論ですが、舞台の強い照明でピアノのフレームや弦、響板等が温められ2時間の演奏時間でも微妙に狂ってきますし、一般家庭でも朝夕の温度差が大きい部屋に置けば早期に調律が狂います。

逆に24時間の適切な空調の部屋(楽器保管庫等)だと、演奏しない限り調律はほとんど狂いません。

ちなみに故、中村紘子のご自宅のピアノは1ヶ月に1回とお聞きしたことがあります。

このように設置環境次第で、調律だけでなく整調や整音も変化してきますので、そのようなピアノの特性上、弊社の解釈では演奏者が違和感を覚えた時が調律の時期という風に考えでいますが、その際は調律だけでなく、整調と整音を同時に行うのが快適なピアノを保つコツと云えます。

ところで今後少なくとも5~10年は弾かないということであれば、ピアノを休ませる意味で無理に調律はしないという考え方があります。

弦楽器は弾かない時は弦を緩めますが、これはピアノも同じで、弦が緩みますとその分、響板に対する弦圧が低減するので響板には優しいことになります。

但し、新たに弾き始める時には数回の調律が必要になりますが、ピアノは調律しないと壊れるということはありません。

ピアノの調律とメンテナンス

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調律師の1日の訪問ノルマは?

良く知られているピアノの調律風景

これは調律師が一日でまわる調律の台数(ノルマ)のことです。

原則として1日2台の調律をノルマとする調律師(弊社)と3台以上の調律をノルマにする調律師(お店)があり、同じ調律ながら、この台数の違いは何なのか?が今回のテーマです。

過日、関東地区の大手有名楽器店に勤務の30歳の調律師が、退職を機に、弊社まで将来の調律技術向上のことで相談に来られました。

彼の説明によると、関東地区の他のピアノ店にも、調律師としての再就職について打診してみたが、調律師の1日のノルマが、どこの店も1日4台~5台だそうです。

1台のピアノの調律に要する時間は、大体、1時間強ですので、仮に1日5台調律しても、近場であれば一日の8時間労働の中で収まりますし、お客様も安い調律代金を望まれる方が多いので、このようなノルマになっているようです。

ちなみに浜松ピアノ店の調律の基本ノルマは1日2台ですが、これは1時間で終わる調律を3時間かけてするという意味ではありません、調律にかかる時間は前者と同じです。

それでは何が違うのでしょうか?

それは調律(調弦)の前に鍵盤やアクションの整調をして、調律完了後に整音をして1台調律したということになるので、1台に約半日かかるわけですが、最近はお客様のご理解も深まり、さらに1日調律(メンテナンス)のご依頼をいただくお客様も増えてきました。

調律に入る前に、全体的なメカニズムの不具合の微修正します。

整調が完了してから調律を行い、最後に整音をして完了です。


このようなメンテナンスで同じピアノでも音やタッチに随分の差が出てきますし、徐々に演奏者の好みのピアノ(タッチ、音色)に仕上がってきますので、もう簡単に手放せないピアノになります。

ピアノはイージーオーダー品という概念


ピアノの調律とメンテナンス


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