[ ]ピアノのメンテナンス(調律)
メンテナンスには順番があり、最初から調律をするのではなく、先ずはメカニズムの調整作業が完了してから初めて調律作業には入り、最後の仕上げが整音作業になります。
グランドピアノの調整は最初にピアノの棚板と筬(オサ)の間の無駄な隙間を再調整する作業から始める必要があります。
何故なら棚板と筬の間に無駄な隙間が生まれると(浮いた所があると)その場所は鍵盤からの力がダイレクトに伝わらなくなりますので、全ての作業の前に先ずはここから調整を始めます。
グランドピアノの鍵盤とアクションは筬(オサ)と呼ばれる棚に載っており写真のように取り出すことができます。
ベッティングスクリューで双方の無駄な隙間を調整します。
下記の動画でご紹介しています