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調律師選びは難しいというお話

先日、あまりにも音色がひどいので、弱音でピアノを弾いているけどどうにかならないか?というご相談で、わざわざ九州から弊社に来店された方がおられました。

そこで筆者の知人の調律師を紹介したところ、無事、悩みが解決したとの連絡を受けましたのでお客様の許可も得て一部をご紹介させて頂きます。

先日は突然お邪魔したにも関わらず、長時間おつきあいくださいましてありがとうございました。

技術者として御紹介いただいた〇〇さんが本日拙宅にお越しになり、ピアノを調整していただくことが出来ましたので、ご報告させていただきます。

〇〇さんは弾き手の好みを知りたいと思う好奇心と、その感覚を理解する感受性と、それを具体的に音の形で実現する技術力の3拍子が揃った素晴らしい技術者さんであると感じました。

今日は、調律・整調にはあまり乱れがないとのことで、ほとんど整音のみで4時間かけて下さったのですが、これに調律が加わるとさらに新たな世界が開けるとのことで、また次回以降が楽しみになっています。





以前の調律師さんのことを聞くと、日本でも権威ある最高位の肩書を持った調律師さんだったようですが、肩書だけではわからないのが調律師選びの難しさではないかと思います。

私が考える調律師の技術というものは、当たり前のことを当たり前にように順番に手を抜かずやれば、普通の技術力を持っていれば、そこそこ快適なピアノに仕上がるはずですが、それが出来ない調律師さんが多いようです。

ピアノの調律とメンテナンス

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


会社にはしっかりした理念が必要だそうです!

10月10日読売新聞朝刊から



今回のノーベル化学賞の吉野彰氏が「世の中に役に立つものを作りたかった」と仰っていましたが、これが吉野さんの基本理念なんでしょうね。

今のピアノ業界では演奏者のための最高のピアノ作りをめざしているのが、創業者のパオロ・ファツィオリさんです、まだ歴史は浅いメーカーですが、最近は日本は勿論、世界で高く評価されるようになりました。

たとえばファツィオリはチューニングピンのトルク(ピンを回す力)を均一にすることで、より正確な調律ができるようにしています。

そのために全てのチューニングピンのサイズを自社で正確に再計測して、少しでもサイズの異なるピンは排除するようです。

ちなみに浜松ピアノ店の理念は、皆様に調整の大切さを知ってもらうことです。
世のピアノが丁寧に調整されるようになれば、安価、高価に関わらず、表現力豊かで歌うような弾き方ができるピアノになります。

お薦めブランド ファツィオリピアノ

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノはカスタマイズする楽器です

この場合のカスタマイズは、外装や弦、ハンマー等を交換して自分だけのピアノにできるという意味ではなく、オリジナルのまま音色やタッチを変えて自分の好きな音色やタッチにするいう意味のカスタマイズです。

ピアノは整調・整音で大きく変わるというエピソードのご紹介

スタインウェイご契約時のエピソード

たとえばニューヨークスタインウェイのチーフテクニシャンでホロビッツの専属調律師フランツ・モア氏も、スタインウェイをホロヴィッツの希望に合わせた音色やタッチに仕上げるのに相当苦労されたと著書で述懐しています。

同じピアノでもメカニズム部分の丁寧な調整(伸縮や歪みの修正と擦り合せ等)でタッチや響きも良くなりますが、ハンマーの堅さ(整音)で音色や響きも変わってきます。

たとえば弦を叩くハンマーを固くすればきらびやかな音色になりますし、逆に針を刺してハンマーにクッションを作ってやるとしっりとりとした音色になりますので、最終的な整音(好みの音色に音色の粒を揃える)で演奏者の好みの音色やタッチに仕上げます。





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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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