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一通りの調整には15時間以上必要です。

新品のピアノでも納品前に販売店がやるべき出荷調整の作業時間は、整調だけで15時間以上必要ですが、調律にかかる時間は1時間少々、整音は2時間以上になります。

YOU TUBEでもご案内しています

手間(コスト)がかかるので大概のピアノは整調(調整)が省かれています。

作業時間のイメージ図

①調律
調律に必要な作業時間は1時間~1時間半(音程を合わせる作業)


②整音
整音に必要は作業時間は2時間以上(音色の粒を最適に揃える作業)

③整調(調整)
整調に必要な作業時間は15時間以上
整調(調整)とは演奏者の指の細かい動きを、鍵盤を通してロスなく、正しく弦の最適な位置をハンマーで叩くように調整し、鍵盤からハンマーまでの動きを全鍵揃える作業です。


調整(整調)の作業内容は以下の通りです

・ネジ締め(アクション・キーフレーム・本体)

・鍵盤(バランス・フロントキーピン)磨き

・鍵盤(バランス・フロントホール)調整

・棚板調整

・鍵盤(白鍵・黒鍵)高さ調整

・弦合わせ(走り・ねじれ・間隔)調整

・サポート合わせ調整

・バックチェック合わせ調整

・ジャック位置(前後・高さ)調整

・鍵盤深さ(沈み量)調整

・ハンマー接近調整

・ハンマードロップ調整

・打弦距離調整

・ハンマーストップ調整

・レペティションスプリング調整

・シフトストップネジ調整

・ダンパーかかり(始動)調整

・ダンパー総あげ調整

・ダンパーストップレール調整

・ソステヌートロッド調整

・各ペダル調整(踏み込み量・遊び)

現状では高級ピアノを含め大半のピアノは手間がかかる整調作業が省かれていますが、丁寧な整調の有無で同型のピアノでも性能(タッチ、音色、表現力)が大きく向上します。

弊社独自の出荷調整を動画でご紹介していますので、ぜひご覧ください。


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


チャイコフスキー国際コンクールに初めて中国製ピアノがデビュー

第16回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で二十歳の藤田真央さんの二位入賞のニュースが入ってきましたが、業界ニュースとしては国際コンクールに初めて中国のピアノ、YANGTZE RIVER が参入したということの方がインパクトが大きいようです。





YANGTZE RIVER



中国には30社以上のピアノメーカーがあるようですが、共産党一党独裁の中国では、純粋な民間企業というのはないようで、これと云った企業には国が最大限の援助をするお蔭で成長が早く、このピアノメーカーも創業が2000年だそうです。
そのような背景を知れば、トランプさんが中国にクレームをつけるのもわかります。





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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


レトロなピアノ作りの純ヨーロッパ製ピアノ、ペトロフ

メードインインドネシアの段ボールがたくさんあり、ラインで流れる浜松のピアノ工場は何故か写真撮影が禁止されています、写されて困るもの(秘密)があるのでしょうか?

YOU TUBEでもご案内しています

ペトロフの工場は安価なアップライトピアノでも1台1台作業台に載せられ、個々のピアノ職人が1台1台作り上げている姿を見ると、悪く言えばローテクで効率が悪いですが、我々日本人にはとても新鮮で魅力的です。

日本のピアノ工場内は撮影禁止ですが、ペトロフ社は撮影が自由です。筆者撮影












低音域の巻線も機械巻ではなく手巻きです




お薦めブランド ペトロフ

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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