[ ]本来の出荷調整(Prep up)とは?
納品する前にメーカーや販売店が調整する作業を出荷調整(プレップ・アップ)と云います。
丁寧な出荷調整で同じメーカーの同じ型番のピアノでも、性能(音色やタッチ、響き)が大きく向上しますが手間がかかるので、現実には最低限の調整しか行われず納品され調律だけで済まされています。
本来の出荷調整では、一通りの調整を行うには手慣れた技術者でも3日間(24時間)かかる作業ですが、現実には国産のグランドピアノでも数時間で済まされていますが、今では代表的な高級ピアノのスタインウェイでもメーカーが日本で行う出荷調整は5時間に制限され、後は定期調律で済まされています。
しかしながら、同じ新品ピアノでも24時間(3日間)をかけた出荷調整を行うと、いかなるピアノでも100点満点で云えば30点は性能が向上します。
すなわちいかなるピアノであれ、力まなくても無理なく大きな音が出て、ピアニシモ(囁くような小さな音)も音色の粒が揃って綺麗に出すことが出来るようになります。
弊社で通常行う出荷調整の代表的な各作業シーンを短い動画に編集してご紹介しています。(実際には他にもたくさんの調整作業が必要です)
ピアノの性能を大切にお考えの方は是非、ご覧ください。
№1 鍵盤調整 まずは全ての土台になる鍵盤整調から始めます
№2 キーフロントホール整調作業の動画(56秒)
№3 棚板(ベティングスクリュー)の調整作業の動画(55秒)
№4 鍵盤傾き調整と高さ調整作業の動画(59秒)
№5 弦合わせ調整作業の動画(57秒)
№6 サポート合わせ調整作業の動画(56秒)
№7 バックチェック合わせ調整作業の動画(54秒)
№8 ジャック前後・高さ調整
ジャック前後調整作業の動画(41秒)
ジャック高さ調整作業の動画(39秒)
№9 鍵盤の深さ調整
白鍵の深さ調整作業の動画(48秒)
黒鍵の深さ調整作業の動画(51秒)
№10 ハンマー接近調整作業の動画(59秒)
№11 ハンマードロップ調整作業の動画(42秒)
№12 打弦距離調整作業の動画(58秒)
№13 ハンマーストップ調整作業の動画(57秒)
№14 レペティションスプリング調整作業の動画(59秒)
№15 ダンパー調整作業
ダンパーレバー・ブロック調整作業の動画(57秒)
ピアノの調律とメンテナンス
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