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純ヨーロッパ製ピアノ  ペトロフピアノのお奨め ③

今では少数派になった純ヨーロッパ製ピアノですが、なかでもチェコで作られるペトロフピアノは、社会主義時代が長かったので、西側の部品や工作機械が導入された現在でも、まだまだ昔ながらのヨーロッパの伝統的な手法でピアノを作っているところが何とも魅力的です。

チェコとペトロフを写真で少しご紹介します

カレル橋からプラハ城を望む

音楽が盛んです  カレル橋にて

ヴルタヴァ川から見たプラハの夜景

夜も観光客でにぎわうプラハの旧市街地

ペトロフの工場は他社のような近代的な工場ではなく、現在主流の熟練工でなくてもすぐに生産できるラインで流れず、1台1台固定台の上でベテラン職人によって仕上げられます、これはもう日本の浜松のピアノ工場や他では見られない生産風景です。



現代の効率重視のラインで流れず固定台に載せられて、1台1台ベテラン職人の手作りです


アップライトもラインで流さず職人の1台1台手作り

 
現在主流の機械巻ではなく、今でも巻き線は手巻きの巻き線が使われています。




今でも年季の入った昔ながらの機械が使われています


グランドピアノの試弾室

ペトロフのフルコンサートピアノ
ヨーロッパでフルコンサートピアノを作っているメーカーは、スタインウェイのような有名ブランドを除けば今では少数です

 
ベテラン職人の手作のぺトロフピアノが、アップライトで約120万円から購入できるのは魅力です。 
ペトロフPP118C1 チッペンデール仕様  弊社1F店頭にて


お奨めブランド ペトロフ

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


純ヨーロッパ製ピアノ  ペトロフピアノのお奨め ②

純ヨーロッパ製ピアノという言葉は最近私が使い出した言葉ですが、ハンブルグスタインウェイやイタリアのファツィオリのような1千万円クラスの高級機を除けば、今では全ての工程がヨーロッパで製造されるピアノは少数になりました。

また純ヨーロッパ製ピアノでも弊社取扱いのドイツの老舗ブランドのレーニッシュのように合理化のため本来の専用工場ではなく、何社かの合同工場で複数のブランドが製造される場合も多くなっています。

そのような背景から今ではペトロフ社がヨーロッパで最大(台数ベース)のメーカーになっていますが、逆にいえば、純ヨーロッパ製のピアノがそれだけ少なくなっています。

またブランド(会社)自体が売買され、経営者も今では創業者一族とは関係なく、ピアノ業界とも全く関係ない単なるビジネスとしての投資家(例えばスタインウェイ)が多いように思います。

しかしピアノに限りませんが、その会社の製品の信頼度を測る場合は、やはり会社のトップの顔や哲学がわかる会社というのはやはり信頼がおけるように感じます。

ペトロフ社の場合はペトロフ家の5代目、スザンヌ・ペトロフさんが社長というのも、私がペトロフピアノに信頼を寄せる大きな要因です。

ペトロフ社長の日本のピアノの愛好家の皆様への挨拶を童画でご覧下さい。

弊社に来店時、ペトロフ社長(写真中央)を囲んでのミーティング(弊社3Fホールにて)

ペトロフグランドをバックに記念写真 (弊社2Fにて)


お奨めブランド ペトロフ

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


純ヨーロッパ製ピアノ  ペトロフピアノのお奨め ①

今ではペトロフ社はヨーロッパ最大のピアノのメーカーになっていますが、そのわけは他のヨーロッパメーカーの多くが規模を縮小したり廃業したり中国で委託生産に切り替えているからです。
 
ただ時流でペトロフ社も今では4つのブランドを持ち、2つのブランドは中国で委託生産・中国国内で販売、もう一つは中国で半分委託生産、チェコで最終組み立してペトロフの廉価版として輸出していますが、唯一、伝統あるペトロフ家の家紋と云うべきペトロフブランドだけは、全てチェコの工場で生産される純ヨーロッパ製ピアノになっています。

ここでチェコという国を簡単にご紹介すると面積は日本の五分の一、人口は1千万人少々、首都のプラハでは毎晩どこかでクラシックコンサートが開催、ヨーロッパ有数の隠れ工業国、EUに加盟するも通貨は独自のコルナ、特に缶ビール500mlがスーパーで約50円と物価も安く、一人あたりのGDPはドイツや日本の約半分、日本とは1919年から国交樹立され対日感情は友好的といった感じです。

プラハでは毎晩どこかでこのようなクラシックのコンサートが開催されています

プラハの観光名所のカレル橋から見えるプラハ城

 
 ペトロフピアノをお薦めする理由は

①純ヨーロッパ製としては一番安価に購入できる上、外装も音色や響きも魅力的である
   安価な理由はチェコのペトロフ社の工場があるクラローバという街は人口10万人ほどですが、現地の月給が10万円ほどと安価で優秀な地元の労働者がいることだと思います。

ペトロフの音色の特徴
最近はスタインウェイの音色に代表されるように、きらびやかだけど、どこか金属的な音がするピアノが多い中、ペトロフの音色は木の響きを大切に、明るく暖かい音色と響きがします。ペトロフユーザーの方でヨーロッパで購入したオルゴールの音に似ていると表現された方もおられます。
 
ペトロフの本社、工場があるクラローバの街

②今でもレトロな工場設備で手作りの工程が多く残っている
1864年創業のペトロフ社は今でも広大な敷地に大きな工場を持っていますが、ソ連傘下の社会主義時代が長かったので、現在でもまだレトロな生産設備でピアノを生産していること、これも我々日本人からみると昔ながらの手作りのピアノという意味で新鮮です。







③創業家のペトロフ家の5代目スザンヌ・ペトロフ氏が代表を務める今では数少ないメーカーです。
たとえば現在のスタインウェイ社のCEOは創業家のスタインウェイ一族ではなくビジネス目的の投資家ですが、やはりペトロフ社のように創業家が経営するピアノ会社はブランドに対する愛情に深いものがあります。
 
右奥がスザンヌ・ペトロフ社長、左奥が筆者

  
 
プラハにあるペトロフとヤマハのショールーム、ちなみにヤマハは電子ピアノばかりでした。

 

純ヨーロッパ製ながら国産高級機並みのお値段で購入できるペトロフの魅力
お奨めブランド ペトロフ
 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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