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只今、店頭でディアパソンGPを出荷調整中です。

納品前のディアパソンD-164Rを店頭で出荷調整中です。

出荷調整中のディアパソンD-164R

弊社では丁寧な出荷調整をしてから納品することを旨としていますが、実のところこれがなかなか大変です。

どう大変なのか?

通常は、浜松の竜洋工場を出荷されたピアノは、全国の販売店の最寄りの倉庫までは運送費はメーカー負担で届けてくれますので、販売店の役割は、その倉庫からお客様宅に納品して、納入調律を施して完了になり、これが納品までの普通の流れです。

弊社の場合は?

倉庫から一旦、店頭に運んで開梱、組み立てをします。

その上で日常業務の空いた時間を利用しながら納品前の精密調整を行いますが、出荷調整は連続の作業でも3日間もかかりますので、日常作業の空いた時間でやるので、普通1週間~10日ほどかかります。

全ての作業(整調・調律・整音)が完了してから、再梱包してからお客様宅にお届けになります。

お届け後は、しばらく(1週間以上)はそのままご自宅でお弾きいただきますとピアノも部屋の環境に馴染んで(いろいろな変化が起こる)きますし、演奏者自身も今まで感じなかった細かい不満点にも気がつきます。

その頃を見計らって納入調整にお邪魔して、演奏者の細かい希望をお聞きして、約半日かけて納入調整(整調・調律・整音)を施して完了となります。

当店でピアノを選ぶメリット

 

 

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


スタインウェイ・ハンブルグ工場での研修報告

調律師の三木君がスタインウェイのドイツ・ハンブルグ工場の研修に行ったのは今から7年前の2010年の約2週間ですが、その時の経験(思い)が今の技術者としての三木君を育てたようで、あらためてレポートしたいと思います。

ハンブルグのライツホールにて、当時27歳。 

これは聖ミハエル教会にある展望台からハンブルグの街並みを撮ったもの。


この時のスタインウェイのハンブルグ工場研修は、日本から他に30代後半と50代の2人の技術者、計3名が参加したそうで、27際の三木君が最年少ですが、大概は箔をつけに行っただけで終わっているように思います。

私自身も、特に技術や知識について新たにスタインウェイの工場で学ぶものはあまりないように思っていました。

 しかし、彼がハンブルグ工場で学んだものは?

帰国後の三木君からの報告で、彼は正解だと強く思ったのは、精密調整についての意識レベルの向上とその重要性の確信だと思いました。ちなみに過去にハンブルグ研修から帰ってきた人間で、このような趣旨の話を聞いたのは三木君が初めてです。

それは、さすがスタインウェイの工場だけあって、ハンマーの整音一筋10数年とか、同じくアクション調整だけ数十年とかの技術者がいて、彼らから直接、レクチャーを受けるわけですが、さすがにその道一筋、数十年になりますと仕事の精密さが違い、彼らの要求精度は究極のものがあるようです。

作業自体はスタインウェイだからと云って特別のことをやるわけではないのでしょうが、さすがに最高のブランドであるスタインウェイの工場ならではの精密な仕上げと云いますか、技術の質に対する意識レベルの高さは最高かと思います。

 この工場でやっていることは、当たり前のことを当たり前にやっているだけですので、そのような観点からスタインウェイの工場の作業を見ないと、単なる工場見学で終わってしまい、得るものはあまりないように思いました。

以前、HNKで神社を建てる宮大工さんの仕事ぶりを収録した番組を見たことがありますが、一人前の宮大工さんになるには、カンナがけも地道に13年やると薄皮を剥ぐように綺麗に削れるようになるということを棟梁が云っていましたが、まさに宮大工さんの修行と同じ世界のように思います。

しかも、このような基本的な技術は、若くて体力があり、集中力も長く持続する時に、徹底的に体で覚えないとダメなようです。

つまり本当の(一流の)ピアノの職人技術者になるためには、当たり前ですが、基本的な作業が早く、正確にできるように若い内に徹底的に体で覚えて鍛えなければならないということのようです。

ピアノの調律とメンテナンス

お薦めブランド スタインウェイ

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


2017年寿明義和先生による特別レッスンが始まりました!!

終了後、関係者一同での記念写真です。(浜松ピアノ店3Fホールにて)


ブルーメンシュタインピアノコンクールのフェースブックより 

2017年寿明義和先生による特別レッスンが始まりました!!
第1回目は幼児から愛好家、そしてピアノ指導者の方々と年齢、ピアノ歴は様々ですが熱心にピアノの練習に取り組まれている方々が受講下さり、今回の定期生の中には岡山のみならず遠く県外より通って来られる方々も。





そんな皆様のためにこの度会場を提供してくださった浜松ピアノ店様に大変感謝です。
この度のレッスンで使用しているピアノは...
チェコのPETROF。寿明先生よりこのようなご感想が。

「ここに来てこのようなベストコンディションの楽器に触れることができ、目からウロコ、でした。

特に明るい、倍音が豊かに感じられる音色と手の入ったメカニズムの独特な、温もりのあるクオリティが印象的な楽器でした。
未就学児からピアノ指導者や愛好家の方まで、受講生さんたちにとってもとても贅沢な環境の時間となったことと思います。」

普段の楽器の管理は当然の事ながら、レッスン前に入念に手入れしてくださった事でさらに質の良いレッスンが出来る良い状態に仕上げてくださっていました。
これから全5回のレッスンで受講生の皆様がどのように変わっていかれるのか大変楽しみです。
7月には受講生の皆様と寿明先生によるコンサートもこちらのサロンで企画しております。

またこの度受講できなかった方のために単発でのレッスン枠を4.5.6月と設けてあります。ご希望の方は下記内容を記載の上メールにてお申し込みください。

・氏名・年齢・住所・電話番号・メールアドレス・ピアノ歴
メールアドレス info@bspc.info

4月には寿明先生によるリサイタルが大阪にて開催されます。チケットの購入はこちらです。お近くの方はぜひ。
https://crayon.base.ec/items/4895297

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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