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ディアパソンD-164R 整調編①

先日DR-30が出荷され、その代わりに今回はD-164Rが入荷しました。

早速調整にとりかかっています。

 

 

 

本体からアクションを引き出し、まずは鍵盤の調整です。

 

 

鍵盤のバランスキーピンの並びを揃えます。

 

 

 

定規をあてると、こんなにも上下に凸凹です。

 

 

これできれいに並びました。
88鍵の部品の位置と動きの条件を同じにするために行なっています。

 

 

 

次は鍵盤下の掃除とキーピン磨きをして、手前側にあるフロントキーピンの向きを揃えています。

 

 

 

 

鍵盤を取り付けて、フロントホールの遊びの調整です。

このように鍵盤の先を持ち、左右に振ると遊びが最低1mmあるかチェックします。

 

 

このような赤いクロスを圧縮して広げます。

 

フロントキーホールの調整動画です。

 

次はバランス(真ん中)ホールの調整をしてからアクションを取り付けて、次は鍵盤の高さの調整です。

 

 

 

鍵盤高さの調整動画です。

今日はここまでで、次はアクションの弦合わせ調整をします。

最近iphoneのタイムラプスを知り、ハマっています(笑)

 

 

>>>お薦めブランド ディアパソン

>>>ピアノの調律とは

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


ようやく完了しました

前回のブログの続き

鍵盤のウエイト調整がやっと完了しました。

 

このような鉛を使います。

 

 

もともとメーカー工場でこのように入ってますが、実は鍵盤の裏側に鉛筆で直線が引いてあり、1鍵ずつ計測していないのもあって仕上がりはいうまでもなく・・・あくまでも“ざっくり”といった感じです。

どちらにしても今回はハンマー交換したので、再度鍵盤のアップとダウンの重さを1鍵ずつ計測し精確に揃えることができました。

 

 

 

 


鍵盤のウエイト調整の作業風景を動画にしてみました。

 

この後、鉛を入れてポンチで広げたり、微調整で鉛を削ったりと。
そして何度か上のような作業を繰り返し完了です。

 

 

 

 

鍵盤・アクションを本体に入れて、再度調律もして完了です。

 

 

 

ただし完了といっても弦がまだ新しいので、弦楽器されている方はよく分かると思いますが、新しく張った弦はどんどん伸びて短期間ですぐに音も下がってきます。
ですのでこれから何度も調律を繰り返していきます。ちなみに次の調律は2週間後の予定です。
その際にアクションの変化も再度微調整を繰り返しながら馴染ませていき、2~3年位で落ち着いてくると思います。

 

 

 

おやつのバナナを食するもうすぐ1歳の我が息子(次男)
このピアノが落ち着いた頃(2~3年後)には、バナナなんか自分で食べて、
「足りない!パパもう1本!」なんて言うんだろうな~

 

 

 

>>>貸ホールと貸練習室について 

>>>知らないと損をするピアノの調律内容

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


リトルピアニスト?

夕暮れ時の岡山市の空。

少しだけ日が短くなってきた気がしますが、まだまだ暑さだけは容赦ないです。
早く秋になってほしいものです。

 

ただ今店頭レンタル室のピアノを調整中です。
チューニングピン・弦・ハンマーアッセンブリーとダンパーだけを新品に交換したヤマハのG5。
ハンマーを新しくしたので、鍵盤のウエイト(アップ&ダウン)を調整し直しています。

 

 


鍵盤の側面に見える鉛。
一鍵ずつウエイト(アップ&ダウン)を測って正しい位置に鉛を入れたり抜いたりしながら全鍵揃えるための作業です。
入れる位置と種類(鉛の大きさ)を決めてチョークや鉛筆で鍵盤に印をした後、ボール盤で穴をあけて鉛を入れます。

 

少なくとも丸1日(朝から夜まで)はかかるのですが、今日は途中参加で我が息子が見学(?)に来ました。

 

どうやら背中のおんぶに飽きて触りたいみたいです。

 

 

というわけで自由に弾いてもらいました。

 

 

なんか楽しそうですね。
でも鍵盤奥にあるチョークの印を消されては困るのでここにて終了〜

明日も続きをします!

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三木 淳嗣(委託調律師)


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