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大きさによる性能差はどこにあるのか?

大きいピアノではフルコサートピアノが奥行き274cmで、小さい方ではアップライトの高さ115㎝で、大きささ(主に低音部の弦の長さ)には2倍以上の差があります。

理論的にはですが、音量の大きさは勿論、性能的な違いは大きい分だけ低音域の弦(巻線)が細く長く張れるので低音域の響きが魅力的になること、もう一つは鍵盤の奥行きが長くなる分弾き易くなるということが言えます。







しかし最近は部屋のインテリアに似合う木目でコンパクトなピアノを希望される傾向がありますが、コンパクトなピアノでも丁寧に調整をすると調整が省かれている大きなピアノより性能的にもむしろ魅力的になります。








価格設定は大きいピアノが高価で小さなピアノが安価ですが、1台のピアノを作るコストは、実際には大きくても小さくても材料費が多少違う程度でそんなに大きく変わらないようです。

ですからメーカーは大きなピアノが高利益を生みますし、同じ理由で高額なプレミアムシリーズとレギュラーシリーズも、メーカーの製造コストは価格差ほど違わないので、メーカーの利益が多くなります。



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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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