ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

コンクールをめざす方へのピアノ選び

コンクールに合わせて練習するには、やはり多くのホールで使われているスタインウェイD274で練習するのが良いのでしょうか?、或いは今度のコンクールはファツィオリピアノが使われるとのことファツィオリは近所のホールにはないのでどうしたら良いか?というご質問を時々いただきます。

コンクールの多くはスタインウェイのフルコンサートピアノで行われることが多いのですが、大概のホールでは、普段の調律とは別に1年に一度、保守点検と称して2日かけて調整が行われています。

2日間の保守点検(丁寧な調整)で初めてタッチも軽くて表現力豊かな演奏ができる状態が維持されます。表現力豊かなピアノというのは、大きな音も力まなくて出せて、小さな音も粒が揃って綺麗に出せ、歌うように弾くことができるピアノのことです。

ホールのスタインウェイの保守点検の風景


ホールのスタインウェイの保守点検の風景


ファツィオリの調整風景、国際コンクールの会場にて


多くのホールに置かれてピアノは奥行210㎝超えのフルコンサートというピアノです。
理想を言えば同じコンクール会場で使われる同じピアノで練習するが一番ですが実際には困難です。

普通のグランドとフルコンサートの違い

奥行150㎝クラスのグランドと奥行210㎝クラスの違いは。鍵盤の奥行が長くなり、鍵をシーソに例えると長い鍵盤の先にある土台でハンマーでが弦を叩くのでしなり感が出ます。奥行が小さなグランドは鍵盤の奥行も短くなりしなり感が出ません

ところが日頃練習するピアノが調整不良ならば(大概のピアノがそうです)タッチも重く、大きな音を出すために力を入れて叩き、小さな音も綺麗に出すことができないので、どうしても力んだ演奏になっています。

普段、調整不良のピアノの演奏に慣れていると、いざ本番で良く調整されたピアノを弾くと、良くいえば力強い演奏なのですが、悪くいえば荒っぽい演奏になり表現力が劣った演奏になるので、審査員の評価も低いものになります。

ですからコンクールをめざす方(目指さない人も)は、ピアノ自体はヤマハでもカワイでもその他どこのピアノでも良いのですが、絶対条件として丁寧に調整されたピアノで日頃から練習することが重要であり、音色の好き嫌いはその次のことです


ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

大半のピアノに欠けている調整ですが、調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか!資料で分かりやすく解説をしています。

無料進呈していますので、ぜひ、お申込み下さい。

資料の詳しい案内はこちらから

グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ