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ピアノの大きさの違いによる性能差は?

よくこの種のご質問をいただきます

奥行274㎝   スタインウェイのコンサートグランド

フルコンサートピアノを上から見ると中・高音の弦長は普通のピアノとあまり変わりませんが、低音部の巻線が長いのが良くわかると思います。

理論的な違いのお話

①大きなピアノほど低音部の巻線が細くできる

物理的に低音部の巻線が長く張れればその分巻線を細く出来るので、明瞭で柔らかい?魅力的な低音を出すことが可能になりますが、逆に奥行(UPでは背の高さ)が短くなると巻線が短い分太い巻線になるので明瞭な低音を出すことが難しくなります。


②大きなピアノほど鍵盤の奥行が長くなる


鍵盤はシーソーのような動きをしますが、大きなピアノは鍵盤の奥行が長くなる(シーソーが長くなる)のでコントロール性がよくなります。



しかし最近は部屋のインテリアに似合う木目でコンパクトなピアノを希望される傾向がありますが、コンパクトなピアノでも丁寧に調整をすると調整が省かれている大きなピアノより性能的にもむしろ魅力的になります。

最近人気のコンパクトで木目のアップライト

最近人気のコンパクトなグランドピアノ




余談ですが、メーカーの製造コストは大きくても小さくても材料費が多少違う程度でそんなに大きく変わらないようです。

ですからメーカーは大きなピアノは高価格な分だけ高利益を生みますし、同じ理由で高額なプレミアムシリーズとレギュラーシリーズも、メーカーの製造コストは価格差ほど違わないので、メーカーの利益が多くなります。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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