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大切なピアノを快適に長く愛用するために

ピアノを快適に演奏するには丁寧な調整が不可欠ですが、もう一つ大切なことがピアノ部屋の温度と湿度管理で、たまたま今は梅雨ですが弊社も除湿機がフル稼働しています。

古いピアノの下取り時や不要ピアノの買い取り時に強く思うのですが、ピアノの状態は設置部屋の環境で想像以上に大きく変わるということです。

古いピアノでも内部の状態が良好なピアノもあれば、比較的新しいピアノでも内部が錆だらけでかなりスティックが多く部品交換や修理が必要なピアノもあり、それらを見ているとピアノ部屋の湿度と温度管理、特に除湿が重要だと感じます。

除湿機と加湿器合せて6~7万円の出費になりますが、少し長い目でみるとピアノの性能も安定するし、その分メンテナンス費用も安くなります。


ご自宅で快適なピアノを演奏するためには、ブランド選びよりもむしろ丁寧な調整と部屋の湿度と温度の適切な管理をすると、仮に安価なピアノであっても日々気持ちが良いピアノで演奏できますし、逆に高級ピアノを購入してもそれらを軽視すると弾き心地や音色に不満が出ると思います。




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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


今では注目されなくなった自動演奏ピアノ

その昔ヤマハが自動演奏ピアノを開発・発売した時はヤマハが大々的にキャンペーンをしてブームになった自動演奏ピアノ、当初はブーニンのデーターを入れると自宅にブーニンが来て演奏してくれるのと同じと期待していましたが、機械なのでミスタッチなく演奏はするもののそれ以外の魅力はなく、最近はほとんど話題に上らず街でも見かけることがなくなりました。

しかし、あのスタインウェイ社が多額の研究開発費をかけてスタインウェイの自動演奏ピアノを開発、発売したが、期待するような売り上げが出なかったという経済レポートが出ていました。

Steinway & Sons SPIRIOは、世界最高峰のハイレゾリューション自動演奏ピアノです

 


私見ですがその理由は、人の筋肉に代わる動力部分があまり進化せず、昔は動力源が風力やバネでしたが、今は簡単にいうとシリンダー内の磁力の強弱、つまり磁石の反発力等を利用している?ようです。

昔に比べて進化はしたものの、肝心なピアノを弾くための動力源が人の筋肉ほどの繊細な性能を持たないので、いかに人工頭脳?が緻密な指示を出しも、ピアニストのようなデリケートな演奏が不可能だからではないかと考えます。

もう一つの理由

演奏者はピアノによってほぼ無意識に最適なタッチと音色で演奏しているので、ピアノやそのピアノのコンディションが違えばタッチも異なるので自動演奏では魅力的な演奏は不可能なはずです。

さらにピアノは機械で激しい演奏を毎日続ければ、整調・調律・整音もそれに準じて必要になりますので、特にホテルのロビー等の営業用に毎日、何時間も演奏するような場合は、メンテナンス費用もそれなりに発生します。

そんなことが分かってきて、いつの間にか下火になったものと思われます。

ピアノの調律とメンテナンス



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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ鍵盤の鉛調整とは?

タッチが重くて弾き難いというご相談が多いのですが、大概は調整不足(鍵盤調整等)が原因ですので、その場合は先ずは鍵盤やアクションの丁寧な調整が必要です。

その上で全ての鍵盤の重さが均一で更に好みの重さ(重めや軽め)になるようにするには、埋め込まれている鉛の位置を適正に変える必要があります。

ピアノの鍵盤には鉛が埋め込まれていますが、鉛の位置を変えてタッチ(重さ)を均一にするのが鍵盤の鉛調整です。


一鍵、一鍵の鍵盤の重さ(ダウンとアップ)を量り埋め込む新しく鉛の位置を決めていきます


弊社の鍵盤の鉛調整風景を動画でご案内しています





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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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