[ ]音楽療法で認知症が改善されるようです
週刊新潮の10月22号で音楽療法で認知症が改善されるという記事がありました。
従来の療法はグループで受けるイメージがありましたが、好きな曲は個々に違うのでマンツーマンで個人の好きな曲を探していくのだそうです。
ある患者さん(男性)の場合は、月二回、1回3千円の音楽療法に通い、加山雄三の「君といつまでも」が当たりの曲のようで、奥さんの前で「僕は死ぬまで君を離さないぞ」といセリフで奥様もにっこりだそうです。

週刊新潮の10月22号で音楽療法で認知症が改善されるという記事がありました。
従来の療法はグループで受けるイメージがありましたが、好きな曲は個々に違うのでマンツーマンで個人の好きな曲を探していくのだそうです。
ある患者さん(男性)の場合は、月二回、1回3千円の音楽療法に通い、加山雄三の「君といつまでも」が当たりの曲のようで、奥さんの前で「僕は死ぬまで君を離さないぞ」といセリフで奥様もにっこりだそうです。

ピアノに資産価値があるか?というご質問を頂くことがありますが、(故)ジョンレノンが愛用していたピアノというような特殊なピアノを除けば、あまりないということになります。

たとえばニューヨーク・スタインウェイで100年物というピアノの場合、業者相場では50~60万円という感じですが、これに業者がお金をかけてオーバーホールをすると小売価格は数百万円になりますが、元の持ち主の手元には数十万円しか残らないわけです。
ただヨーロッパ製ピアノ等は、ヤマハ・カワイに比べると絶対販売台数が少なく希少価値があり、元々が高価なので安価な中古品の希望者も多く、よくある国産ブランドに比べて有利な条件で手離すことはできますが、不動産のように資産価値があるようには思えません。
前回の続きです。

アクションの中心部の調整です。
「ジャック」という部品の位置の調整です。この部品の調整がきちんとされていないと連打が出にくくなったり強弱もつけにくくなったりと、ハンマーを間接的に操作してくれる部品です。
(詳しく知りたい方はこちらの→動画で解説してます)

次は先ほどのジャックという部品をハンマーを操作した後に抜けさせるタイミングをそろえる調整で、弦とハンマーの隙間の量を見て調整します(ハンマー接近調整)。
ライトを使うと細かく見れるのでいつも使用しています。
(詳しく知りたい方はこちらの→動画で解説してます)

次はハンマー接近調整の後のハンマーの下がる量を調整します(ハンマードロップ調整)。
最初のジャックという部品を素早く元の位置に戻すことによって2度目の音を素早く出すためにも必要なポジション調整です。
(詳しく知りたい方はこちらの→動画で解説してます)

次は弦とハンマーの距離を調整するストローク(打弦距離)調整です。
鍵盤の沈む量に対するハンマーの運動量の調整で、凸凹になっているハンマーの並びも含め等距離に揃えていきます。
(詳しく知りたい方はこちらの→動画で解説してます)

次は黒鍵の深さ(沈む量)の調整です。
アクション運動量の調整までが決まったら白鍵の運動量を基準に黒鍵に反映させていきます。
これは目でも耳でもなく指から伝わる感覚だけを頼りに調整していきます。
次は打弦後のハンマーの静止位置の調整(ハンマーストップ調整)です。
この距離が広すぎたり狭すぎたりするとダイナミックなff(フォルテッシモ)やpp(ピアニシモ)が出しにくくなるので、タイミングよく素早くハンマーをキャッチするように距離を隣同士揃えて調整します。距離がそれぞれ違うのが写真から見ても分かると思います。
(詳しく知りたい方はこちらの→動画で解説してます)

揃った状態です。見やすいようにアクションから出してますが、最終的にはアクションをピアノ中に入れて距離を見て微調整していきます。

次は2度目の音を素早く出すための調整です。
グランドピアノには素早く連打が出来るための「レペティション」という機構が備わっています。これはジャックという部品を素早く元の位置に戻すことによって2度目の音をより速く発音することができます。
スプリングを引っ張ったり下げて緩めたりと、強すぎず弱すぎずに目で見て感覚で調整します。
(詳しく知りたい方はこちらの→動画で解説してます)

鍵盤とアクション調整が終わったので49A=442Hzに調律します。
本日3回目のメニューは、
①ジャック前後調整
②ジャック高さ調整
③ハンマー接近調整
④ハンマードロップ調整
⑤打弦距離調整
⑥黒鍵深さ調整
⑦ハンマーストップ調整
⑧レペティションスプリング調整
⑨調律
でした。続きは火曜日、ダンパー調整と整音を行なう予定です。
>>>ピアノのコンディションを良くするために必要なこと
①全体の調整 ②空調管理