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お薦めブランド  シゲル・カワイ

弊社HPのお奨めブランドにシゲル・カワイを載せました。


シゲル・カワイ(SKシリーズ)はカワイが1999年に新しく立ち上げたグランドピアノ専用のプレミアムブランドで、ヤマハでいえばSXシーズになります。

ヤマハのSXシリーズに比べ種類も多く価格も安価で、名称も敢えて先代社長の河合滋氏の名前を使いシゲル・カワイとして従来のカワイとブランド的に差別化してマーケティング的に成功しています。

ちなみに現在のカワイ楽器のピアノのブランドは、従来のカワイに加え、プレミアムシリーズのシゲル・カワイとピアノ愛好家向けには伝統的な製法で少量生産(月産2~3台)のディアパソンがあります。

カタログ的には上質な材料と丁寧な作りを謳っていますが、これはヤマハのSXシリーズも同様のことを謳っており特に目新しいことではありません。

シゲル・カワイの最大の特徴とは?

大手量販メーカーでは初めてですが、メーカー自ら1台1台丁寧な調整をして出荷し、納入後のメンテナンスも上級の調律師が担当するということです。

これはどこのメーカーもカタログ等で謳っていることなのですが、シゲル・カワイの凄いところは実際に有言実行したところで、これは大手メーカーでは初めての快挙です。

弊社が常々主張しているように丁寧な出荷調整と納入後のメンテナンスも整調・調律・整音を行うとどんなピアノも快適なピアノになりますが、これを有言実行したところがシゲル・カワイの最大の特徴です。

そのため従来にはないほど性能が向上したので、それがピアノが弾ける方に評価されて今のシゲル・カワイの評価があります。

調整を大切に考えるという発想はヤマハにはできない発想なのでその点を私は評価しています。

お薦めブランド シゲル・カワイ

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの調律とメンテナンスについての解説

新品のピアノでも7割ほど、世の中のほとんどのピアノは半分ほどしか持てる性能(音色・タッチ・響き・表現力)を発揮していないのが現状です。

十分に性能を発揮していないわけは?

ピアノは鍵盤から木を主体とした個々の部品が複雑にリンクしたアクションメカニズムを通してリモートコントロールで打弦する楽器ですが、調律だけで済まされ、性能のために必要なアクションメカニズムの調整が行われていないからです。


それらの調整が新品時はもちろん納入後のメンテナンスでも省かれているので、高級ピアノを含めて大半のピアノが本来の性能を発揮していません。

調整を理解せずピアノは語れない

大半のピアノは調律しかされていません

丁寧な調整で初めて本来の性能を発揮します





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ピアノの調律とメンテナンス

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


オーバーホールの落とし穴

これは店頭のヤマハG2のハンマー交換をしているところで、接着前にハンマーテールの穴の固さを一つずつ調整しているところです。

これをまた外して一個ずつ位置と傾きを調整しながら接着していきます。最後にハンマーテールから飛び出たシャンク(棒状のもの)をカットして仕上がりです。

 

ところで、ハンマー交換や弦交換などを行なうにあたって、よく目にするのが

 

「オーバーホール」

 

この言葉を聞いたこと見たことはありませんか?

 

実はこの「オーバーホール」は、よく誤解されがちな言葉なのです。

 

みなさんオーバーホールと聞いて何をイメージしますか?

ピアノが新しくなる、大掛かりな修理、高額な費用、ピアノがしばらく弾けない・・・などなど。

 

では、ピアノに「オーバーホール済み」と書いてあったらどんな印象を受けますか?

 

おそらく、

 

「部品が全部新しくなっている」

 

こういう印象を受けるのではないでしょうか。

 

実はこれが正解のようで残念ながら不正解なのです。

この「オーバーホール」という言葉は、全部部品を交換してなくても、つまりたった3つの部品を交換するだけでもオーバーホールという意味を持っています。

 

え?と思うかもしれませんがこれがピアノ業界の実情なのです。

 

今回の最新動画はこのオーバーホールについて説明しています。

また、ハンマー交換の際にもう一つやるべき事についても解説していますのでよかったらご覧ください。

 

 

 

 

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1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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