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コンクールをめざすなら調整されたピアノが必須です

学生さんのGPのご試弾にも立ち会う機会も多いのですが、良く言えば力強い演奏をされる方が多く繊細な演奏をされる方は少ない印象です。

「日頃、調整が出来ていないピアノで練習しているんだろうなあ~」思ってしまいます。

調整不良のピアノは、力を入れないと大きな音が出ませんし、ピアニッシモも出すづらくなるからです。

調整不良のピアノで普段練習していると必然的に力んだ演奏が身に付き、表現力が劣る演奏になるので、仮に本番で良く調整された音楽ホールのピアノを弾くと第三者(審査員)には荒っぽい演奏をするように感じられるのではないでしょうか。

音楽ホールの良く調整されたピアノならば、そんなに力まなくても軽く叩くだけでも十分に鳴りますし、ピアニッシモも音色の粒が揃い綺麗に出すことができます。

ちなみに音楽ホールのピアノは、普段の調律に加え、1年に1回は2日かけて念入りに調整をしています。

ピアノの調整とは、鍵盤から打弦するまでのメカニズムにパワーロスがないように最適に調整することを言います。

鍵盤から打弦するまでの複雑なメカニズムが微妙にリンクしています(アップライト)


鍵盤から打弦するまでの複雑なメカニズムが微妙にリンク(グランドピアノ)


一連のメカニズムを丁寧に調整して鍵盤からの力がハンマーにパワーがロスなく伝わり、弦のスイートスポットをハンマーが正確に叩くようにする必要があります(アップライト)




先ずは全ての鍵盤がスムースな動きになるように鍵盤調整が重要です


グランドピアノの鍵盤とアクション


弦のスイートスポットを正確に打弦するようにハンマーシャンク(棒)の歪みの修正も必要です

弊社のメンテナンスの作業風景を動画でご紹介しています。
ご紹介しているのは高級ピアノですが、ヤマハ、カワイその他のピアノでも同様なメンテナンスを行います。




当店でピアノを選ぶメリット

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


若い調律師が育っていません

AIとかコンピューターのプロミングが出来るデジタル人材には初任給を2割アップして年収も勤続数年で高額支給するという記事が新聞のに大きく掲載されていました。


アナログ技術は簡単に真似できない

デジタル技術はコピペで簡単に真似できますが、アナログ技術はコピペが不可能で、完成までに長期間の精密な試行錯誤が必要で簡単には真似ができないので、技術の習得には時間がかかります。

今揉めている対韓輸出規制ですが、良く調べてみるとこれらの品目は究極のアナログ技術でこれは日本が世界に誇る技術のようです。

本来の調律師の仕事も超アナログ技術です

ピアノは鍵盤やアクション部分に使われている自然素材の木やフェルト類の部品だけでも約6000個と云われていますが、これらの部品は必ず個々の部材の伸縮や歪みが出てきますが、これらの修正と擦り合わせ調整をする調律師は地道なアナログ仕事です。

しかしデジタル人材に比べアナログ人材の調律師は、給与待遇が見劣りするので若い人がほとんど育っていません。







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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノのメンテナンス費用はいくら位か?

ピアノの調律代は、定期調律でアップライト¥15,000-、グランドピアノ¥17,000-と云ったところが一般的な相場だと思いますが、これはいわゆる調律(音程を合わせる作業)だけの料金で作業時間は1時間少々です。

しかしピアノのメンテナンスは調律だけでは全く不十分で、調律の前に鍵盤やアクション、ダンパーの再調整も必要ですし、最後の音色を整える作業(整音)も必要で、この整調・調律・整音を同時に行うのが、本来のピアノのメンテナンスです。

弊社の一般的な調律代金(定期メンテナンス費用)は、UP,GP、メーカーに関係なく、整調・調律・整音の3点セットの約半日の作業時間で行い、弊社ユーザー様の場合は2万円頂いていますが国産、輸入、UP、GPどれも同一料金です。尚、弊社では乾燥剤はお薦めしていません。

弊社が考えるピアノのメンテナンスのあり方

新品であれ中古品であれ、納品前に出荷調整(新品で3日間、中古品は約その倍)を行った上で納品、お届け後は、部屋の音響と弾き手の好みに合わせた最適なタッチ、音色、響きになるように、再度、整調・調律・整音をセットで行なうのが納入調整や定期メンテナンスの考え方で、内容が同じなので料金もUP、GP、国産、輸入に関わらず作業時間が同じの場合は同一料金です。

下記はファツィオリの定期メンテナンス風景ですが、これだけの作業内容のメンテナンスでも費用は2万円です(交通費別)




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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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