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浜松ピアノ店 Weekly Music Vol.19

新しく入荷したペトロフP125F1 ビーチサテンの調整が完了しましたので、演奏を収録しました。

収録曲はシューマン/子供情景から №8.9

演奏者 田中節夫

桐朋学園大学卒業後、西ドイツ ハノーヴァー国立音楽大学を経て、パリ・エコールノルマルにて演奏家資格を取得、2001年、文化庁派遣で再びパリで3ヶ月間研修する。現在、山陽学園短期大学教授の傍ら各地で演奏活動を行なう。ピティナ正会員 ピティナ審査員

 

 


お奨めブランド  ペトロフ


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ベニヤ板の正体は

先日作り始めたベニヤ板の正体は・・・

 

 

 

 

 

 

書類棚でした。

 

 

乗せたものが落ちにくいように少し傾斜をつけています。

要らなくなった板や端材で、ちょっと一工夫してみるのもイイかもしれませんね。

 

 

 

 

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


ウェンドル&ラングAU-118Whが完成しました

新品ウェンドル&ラングの調整が完了しました。

作業風景をざっくりご紹介します。

 

まずはアクション・鍵盤を外し掃除にとりかかります。

 

チューニングピンもピカピカに磨き直します。

 

 

鍵盤の穴にたまっている木屑掃除とキーピン(金属のピン)も磨いてリセットします。

 

 

フロントピンとバランスピンを定規をあてがって位置と角度を修正。

 

 

鍵盤がスムーズに動くようにフロント(手前)とバランス(真ん中)の隙間の調整。

 

 

弦が駒から浮いていないかチェック、真鍮棒で軽く叩いて密着させます。
これだけでも調律が随分やりやすくなります。

 

 

  

弦とハンマーのポジション調整。
ノリ紙という数種類の厚みの紙を貼って、ハンマーの進行方向を変え弦のど真ん中にあたるようにします。

 

 

低音弦も、正しいポジションに1つずつ修正(上がビフォアー、下がアフター)

 

 

ハンマーのポジションが決まったらその下にあるウイペンを真下にくるように左右調整。

 

 

鍵盤の高さを揃えました。

 

 

鍵盤の間隔も修正(上がビフォアー、下がアフター)

 

 

黒鍵も高さも均等に揃えます。

 

 

鍵盤奥のキャプスタンを回し上下させてジャックという部品の隙間を調整します。

 

 

白鍵の深さを10mmに揃えます。音量・音色にも影響します。

 

 

ワイヤーを曲げて、バックチェックのポジション修正。

 

 

繊細なコントロールができるように部品のタイミングを揃えるハンマー接近調整。

 

 

 

黒鍵の深さ調整。白鍵同様、緑のクロスの下にある紙を抜いたり入れたりしながら深さを調整。

 

 

素早く次の音が出せるようにハンマーストップを揃えます。

 

 

上同様2度目の音が素早く出せるようにブライドルテープ(赤いの)の前後左右の位置を調整。

 

 

 

ダンパーが一斉にあがり一斉に弦の振動をとめれるように総あげ調整。
鍵盤からダンパーに触れる瞬間のタイミングも揃えます(かかり調整)

 

 

調律を49A=442Hz合わせます。

 

 

低音弦の2本、または3本の弦にハンマーが同時にあたっているかチェック、早くあたっているところはヤスリでおとし同時にあたるように噛みあわせを調整します。音色の硬さも調整済み、全体的にしっとりした音色に仕上がりました。

 

 

最後にペダルの雑音がかなりあったのでスプリングを外し接触面を滑らかにし完了。

 

 

猫脚も素敵ですね、ぜひご試弾ください。

 

 

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>>>出荷調整の重要性

 

 

 

 

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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