ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

力強い弾き方、繊細な弾き方をされる方のエピソード

その昔、弊社でホロビッツが弾いていたというニューヨークスタインウェイの展示試弾会をした時の話ですが、弊社のスタインウェイユーザーの75歳の女性も試弾に来店され、ご高齢なので彼女をバスターミナルまでお送りした車の中で聞いた話です。

彼女の後に試弾された方は芸大卒の新鋭のピアニストでしたが、たまたま彼の演奏を聴いた彼女が、車の中で「弾き方が荒いわね~」と仰いました、私はさすが芸大卒だけあって「難しい曲をパワフルに演奏するなあ~」という印象でしたが75歳の方から「荒いわね~」と云われたのが強く印象に残っています。

ニューヨークスタインウェイとハンブルグスタインを使った聴き比べコンサートの様子


現役の音大生にスタインウェイを購入して頂いた時の話ですが、納入後スタインウェイの感想をお聞きしたところ「自分は今まで力強い(パワフル)な演奏をする人だと思っていたが、スタインウェイを購入してから弾き方(繊細に)が変わった」と仰られたことも強く印象に残っています。



これは別にスタインウェイ(高級ピアノ)だからということではなく、たぶん、日頃、自宅で良く調整されたピアノを弾いている方は、無理して鍵盤を叩きにいかなくても十分な音量が出るということが体感的にわかるので自然に繊細な弾き方になるのだろうと推測しています。

過日、小学生のお嬢様がお母様と試弾にご来店、彼女はコンクールにもよく参加されるだけあって、小学生でもとても繊細(感情を込めた)を演奏をされます。部屋の関係でコンパクトなグランドピアノをご希望ということがあり、彼女が選んだのがディアパソンの小型グランドでした。

ご契約の最後にお母さんが心配そうに「ヤマハでなくてもいいの?」と小学生の彼女に聞くと「これがいい」と断言されたのでご契約頂いたんですが、さらに弾き易くするために鍵盤の鉛調整をご提案するとOKだったので、新品ピアノですが鍵盤の鉛調整をしてからお届けしました。



鍵盤の鉛調整が完了後、ディアパソンのテスト演奏をする弊社の伊ヶ谷君


納入後、お母様から以下のメールをいただきました

ディアパソン164R、納入されました。ショールームで弾いた時とは別物に仕上がっていました。どこのホールのフルコン?という感じの弾き心地です。娘は近場のホールはかなり弾いていますが、ホールのピアノより弾きやすい、あったかい音も好き、心地いい、とのこと。鉛調整していただいて大正解でした。
一千万のピアノ、の意味が分かりました。他も丁寧に調整いただいたのだと思います。
ありがとうございます。

お奨めブランド ディアパソン

 

ピアノの性能を大切にお考えの方に3点の資料を無料進呈しています。



無料資料の詳しいご案内はこちらから

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


中古ピアノをお考えの方に

大半の中古ピアノは弾き難く表現力が劣っている

大半の中古ピアノは安価に販売するために内部の丁寧な調整が省かれており、弾き難く表現力の劣るピアノが大半だということを先ず知って頂きたいと思います。

日本での新品ピアノの販売は毎年減少してきており、そのため中古ピアノもユーザーが何度も替わり中古の中古のようなピアノも増えていますので、高品質の中古ピアノは少なくそろそろ消耗部品の交換が必要なピアノが多いのが最近の中古ピアノの特徴です。

しかも、新品時から調律だけで、鍵盤、アクション、ダンパー等のメカニズムの調整を一度もしないまま再販されているので、音色は勿論ですが、鍵盤が重く表現力の劣るピアノが大半です。

表現力豊かなピアノで練習するとピアノが上手くなる!

良質な中古品でも一から丁寧に調整するのは相当な手間がかかるので、メーカーと年式、価格だけで中古ピアノを購入するには大きなリスクがあります。

中古グランドを購入された方からの悩みのご相談例

ただ必ずしも中古ピアノが劣るわけではなく、消耗部品がしっかりした中古ピアノを丁寧に調整すると新品時より性能的には魅力的になる可能性があります。その理由は古い弦楽器が高く評価されるのと同じで、木は年数が経てば経つほどほど固く強固になるので、楽器としての基本性能は良くなるからです。

ですから十分に試弾をされて、タッチ、音色、響き等の違いがご自身で判断できる方は良いのですが、一般には中古ピアノの良し悪しを判断をすることは難しいようにも思います。

先ずは鍵盤がスムースに動くように鍵盤を支えるバランスピンとフロントピンを手作業で磨く必要があります。








消耗品の弦とピンを交換中の中古グランドピアノ

手間をかけて再生した弊社のヤマハの中古アップライトピアノ


独自の出荷調整を動画でご案内しています

間違いだらけのピアノ選び!とは?

ピアノの性能を大切にお考えの方に3点の資料を無料進呈しています。



無料資料の詳しいご案内はこちらから

<資料案内のページに戻る

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


フィリピンへの輸出業者が中古ピアノ買い取りで弊社へ

フィリピンに毎月30本ほどの大型コンテナで輸出しているという元気の良い輸出業者さんが中古ピアノが欲しいと大阪から訪ねてこられました。

日本からフィリピンに何を輸出されているんですか?とお聞きしたところ、日本の古い家具等を輸出しているのだそうです。

さらに詳しくお聞きすると、日本の古い家具というのは、お年寄りが亡くなられた後に家に残された家具類を無料でお引き取りをして、それをフィリピンに輸出されているそうです。

日本人が使っていた家具ということでイメージが良くで現地の専門店で人気なのだそうですが、現地の要望でピアノも欲しいということで、安い中古ピアノを譲って欲しいとのことで弊社を訪ねて来られたわけです。

弊社の中古ピアノコーナー


今の中古ピアノは、中国への輸出がメインで国内は品不足でフィリピンまで回す余裕がないこと、また家具と違い、ピアノは内部の木製のメカニズムが複雑なので高温多湿のフィリピンに持っていくとトラブル続出になるというお話をさせていただきました。

高齢化社会になって、これから引き取り手がない古い家具がますます増えてくると思いますが、東南アジアに持っていくとお金になると云うことを初めて知りました。

不要・中古ピアノの買い取り

ピアノの寿命


ピアノの性能を大切にお考えの方に3点の資料を無料進呈しています。





無料資料の詳しいご案内はこちらから


株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ