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ピアノの防音対策 アップとグランドの音の抜け方の違い

グランドとアップライトの絶対音量はほぼ同じ

体感上グランドピアノは大きな音がするように感じられますが、たとえば奥行き180㎝のGPと高さ131㎝のUPが出す音のエネルギーは理論上ほぼ同じと考えられていますので、、防音対策も同じレベルが必要になります。

グランドとアップでは音の抜け方に違いがあります

 
 アップライトは前面(演奏者側)はパネルで覆われているため演奏者には小さく聞こえますが、響板のある後ろ側(壁面)に音が抜けるので後ろ側は大きい音がしています。

グランドは音が上部と下部から抜け、天屋根が反射板になり右側(聴衆者側)に大きく音を飛ばすことができます。

GPとUPの特性の違いで防音対策も異なります。

そのような特性の違いから、音の通り道を遮断するには上下に音が抜けるグランドの方が容易で、後ろに音が抜けるアップライトの方が厄介です。
   
たとえばグランドは天屋根を閉じて床に厚手の絨毯を敷くだけでも音量は小さくなりますが、アップライトの場合は音が後ろに抜けるので床に絨毯を敷いても音を小さくする効果はありません。

写真は階下へ音(振動)を伝えないためのピアノ架台(遮音板の一種)のカタログですが、グランド用は下部のみの板状ですが、アップは下部と後ろ側も遮音するようにL字型になっています。



ピアノの防音対策

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの防音対策 マンションでは階下への防音が一番重要

 

最近のマンションは隣近所の音が聞こえないように防音対策がしっかりされていますが、ピアノの防音対策の優先順位は、床、壁、天井、ドア、窓の順になり、一番重要なのが階下への防音対策です。


マンションで階下(床)の防音対策が重要なワケ

 最近のマンションは空気伝播音(空気から音が伝わる)は十分に対策されていますが、階下(床)へは、唯一、個体振動音(人が飛んだり跳ねたりした時の振動)が加わり、それに階下の薄い天井板がスピーカーになり音が階下に増幅されます。
 
個体振動音の対策は単純に床を厚くしても効果がなく、ピアノと床の間に空気層をつくる(原理は窓の二重サッシと同じ)必要があります。

ユーザー様の防音施工例

個人病院での防音対策 山形県 スタインウェイB-211 
写真では単に台の上に載せたように見えますが、下図のように床と台の間に空気層を作っています。

階下に入院患者さんが寝ておられますが、空気層を作ることで夜間にピアノを弾いても階下に音が伝わらず、階下の入院患者さんからのクレームがゼロになりました。



№2は壁ですが、今のマンションの壁は厚いコンクリートなので音(空気伝播音)はこの厚い壁で遮断できるので、あまり大きな音を出さない限り大丈夫のようです。

更にとなると№3は天井です
上の階の床自体は頑丈なのですが、天井板は薄くて軽い天井板が使用されているために、天井板自体が太鼓の皮の働きをして上の階に音が増幅して伝わることがあるので、対策として軽量で強固な天井板に張り替えます。

№4ドア  
バイアフリータイプのドアならば空気が漏れないタイプのドアか、簡易的でも良いので2重ドアにする

№5窓
二重サッシにする、それもできればガラスとガラスの間を10㎝以上取ると防音効果が倍増します。

大概は№1だけでも大丈夫のように思いますが、万全を期せば№5までの防音対策をやることになります。
 
ピアノの防音対策

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植田 信五


岡山の観光名所といえば後楽園ですが

写真左から後楽園 旭川 右が岡山城です

県外からのお客様をご案内する時に岡山の代表的な観光名所と云えば後楽園ですが、最近はインパウンドとかで海外からのお客様が多いようで、今は表記も貸ボートではなくBOAT FOR RENTになり、月見茶屋もCafe & Restaurantと大きく英語表示されています。

今では月見茶屋ならぬカフェ&レストランですが、中国語の会話も聞こえてきます。


後楽園の園内


住んでみたい日本の田舎ランキングで毎年ベスト4にランクされる岡山ですが、最近は外国人の観光客が増えてきて、瀬戸の島めぐりで小豆島・豊島・直島+22島も人気のようで、ひと昔前までは考えられない事態になっています。

※最新の2017年度のランキングは、とほほなことに広島にも抜かれ7位になっていました。
 

 
 
筆者がよく行く岡山県玉野市宇野港近くにある大衆食堂「大阪屋
この日は我々以外、全員が島めぐりの外国人観光客でした。

穏やかな瀬戸内海


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