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今季、初めて加湿器を稼働させました!

朝夕が少し冷えるようになったので、仕舞っていた加湿器を取ってきて今季初めて加湿器を稼働させてみました。

これからの冬場を迎え、エアコン暖房すると部屋が極度に乾燥しますので、過乾燥になるとピアノに様々なダメージを与えますので冬場の加湿器は必須になります。

(ナカトミ(NAKATOMI) 業務用スチーム式加湿器 (木造20畳・プレハブ33畳) SFH-12 )冬場はこれを2台常時稼働させています。ちなみにアマゾンで2万円ほどで購入できます。

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加湿器はスチーム式が最良ですが、スケールの掃除が大変です。

ご紹介した加湿器は業務用なので、家庭用であればここまで大きいものではなく、もっと小型のもので良いと思いますが、ピアノをお持ちの方は、冬場はぜひ加湿器を設置して下さい。

ピアノの寿命

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


整調・整音の効果はいかに・・・

昨日今日と関西は姫路市・神戸市に来ています。

今日は神戸市のピアノの先生宅で朝から1日コースで整調・調律・整音を行なってきました。


といいますのも、これまで定期的に地元の調律師さんに定期調律を行なっていたそうですが、ピアノの不調があり何度来てもらっても状況は一向に好転せず諦めていたそうですが、たまたまご縁がありメンテナンス依頼をいただきました。

 

 

 

 

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早速弾いてみると・・・

鍵盤・アクションのレスポンスが遅く音色も変化がなくこもっていて、なんとも弾きにくい。

今回の要望がまさにこれでした。

 

1.ff(フォルテッシモ)で弾いても期待してる音量が出ない。
2.全体的に音量が出ない。
3.高音部の音色がこもっている。
4.鍵盤の反応が鈍い。
5.鍵盤が重い。

 

 

 


この全ての要望には、ある共通点があります。何だかわかりますか?

 

 

答えは・・・

 

 

 

 

 

 

 

ブレーキです。
鍵盤・アクションが動く際にブレーキがかかると上記のような症状が出るのです。
つまりブレーキとなる原因さえ直せば9割OKなのです。

 

さて、ブレーキの原因は・・・

 

 

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部品の汚れやサビと整調(鍵盤・アクション鍵盤ダンパーの機械的な調整)が不十分でした。

 

 

 

 

 

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鍵盤を外し、ホコリ等を掃除し、金属のピンを176本磨き滑りをよくします。

 

 

 

 

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鍵盤の動きを滑らかに調整します。

 

 

 

 

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アクション及びダンパーを快適に動くように調整します。
これでブレーキはとれ、鍵盤も快適になり音量もアップしました。そして音色のこもりはハンマーと弦の噛み合わせがきちんと出来ていないことが多いので、

 

 

 

 

 

 

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ハンマーを整形し直し、

 

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弦との噛み合わせを調整すると、輪郭のある音色になってきました。

 

調律をして、最後に音色の硬さを隣同士違和感なく揃えて、一度パネルをして試弾していただきました。

 

「すごい、こんなに音が (音量)が出る!」
「高音部もはっきり綺麗な音」
「別のピアノになったみたい!」

タッチ感は、「反応がよくなったけど黒鍵の奥側で弾いた時に少し抵抗感がある」とのことでしたので、もうほんの少しだけ軽く再調整して再度確認で全ての要望にOKいただきました。

 

9時からスタートして気づけば19時。あっという間でしたが最後に喜んでいただけてなによりです。
生徒さんの反応も楽しみですね。


昨日今日と楽しい2日間でした。

 

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姫路市F様、

 

 

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神戸市M様

ありがとうございました。

 

 

調律とメンテナンス
https://www.hamamatsu-piano.co.jp/tuning

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


Music China Shanghai中国楽器フェアーがまもなく開幕します!

ペトロフ社のスザンヌ・ペトロフ社長さんから上海楽器フェアーのご招待のメールが届きました!

let me invite you for a small concert and glass of wine at the occasion of China Music Fair!
Please find attached the invitation.
I look forward to meeting you!

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開催日は10月26日~29日、場所は中国の上海です。
 
楽器フェアーはドイツ、アメリカ、日本でも開催されますが、この上海の楽器フェアーは、特にアコ-スティックピアノの出店はアジア一は勿論ですが、世界一の規模なのだろうと思います。

といいますのも、欧米や日本ではアコースティック(生)ピアノは成熟、円熟していて市場規模が縮小していますが、今は中国が世界一の市場規模になっているので、世界の元気のあるピアノメーカーは全部参加しています。

日本からも多くのピアノ関係の方が見学に行くようで、彼らの話によると飛行機で2時間ほど近く、往復の運賃も4万円前後、ホテルの料金も東京並みでお手軽なようです。

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お薦めブランド ペトロフ

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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