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価格比較ドットコムとメーカー、ピアノ店の悩み

浜松ピアノ店 2Fショールーム


本は便利なアマゾンで買い物される方も多いと思いますが、いち消費者としては、ネット上で一番安価な値づけ のものを価格比較して買いものをされることが多いのではないでしょうか。

しかしながら最近は新品のアコスティックピアノまで、ネット上の表示で価格競争になることが多く、お客様の値引き情報が混乱することが多々あります。

生ピアノ(中古品も含む)の場合は他の商品と違い、出荷前と納入後に販売店でどこまで丁寧に手が入れられるか(技術と手間暇)で、販売価格も異なるのが自然です。

その理由は、アコスティックピアノの場合はやろうと思えば、ほぼ無限の調整が必要で、丁寧な調整をやればそれなりのコストはかかりますが、同じピアノであっても大幅に性能(弾き心地や音色)が良くなります。

天然素材の木材やフェルト、皮等を多く使った複雑なメカニズムを持つピアノの場合は、性能を大切に考えるなら、最終的に技術者による丁寧な仕上げ(整調・調律・整音)が不可欠です。

車などはメーカーや車種による違いを誰でも容易に体感できます、ピアノの場合も実際に試弾して違いを体感するのが一番なのですが、ある程度の演奏力がないと調整による性能(音色、タッチ、響き等)の違いを体感頂けることが難しいのが難儀です。

公正取引委員会があり、メ ーカーによる価格コントロールができず、お客様も調整による性能の違いが判らないとなれば、後は価格比較だけという話になることも多いのですが、そのようにして購入されたピアノは、ピアノに慣れて演奏が上達して性能の違いがわかるようになってくると、細かいご不満が増えてくるように思います。

そのような背景からピアノ業界では悪貨が良貨を駆逐するという諺通り、圧倒的な調整不足により本来の性能の半分位しか性能を出せれなくなっているピアノが多いのですが、それに一石を投じたのが、カワイのシゲル・カワイブランドの販売戦略です。

このシゲル・カワイは、他のカワイピアノと違い、基本的にカワイ楽器(メーカー)からお客様が直接購入するルールになっていて、たとえカワイの特約店(弊社)でも値引き交渉ができないようなシステムになっていますので定価販売が原則です。

その代りメーカー自身がしっかり調整してから出荷して、メンテナンスもしっかりとした調整をするようになっています。
 
あくまで私見ですが、他のカワイピアノとシゲル・カワイを比較した時に、シゲル・カワイは響板は上等なものを使用しているという以外は、他のカワイとの明確な違いはないと思います。

シゲル・カワイの一番の特徴は、価格が高い分(値引きがない)、それだけ丁寧な調整とメンテナンスが行われるという違いが一番大きいのですが、そのためピアノ演奏ができる方から、今までのカワイにない高い人気を博しているようです。

逆に云えば、別にシゲル・カワイでなく他のカワイピアノでも、丁寧な調整をすれば、シゲル・カワイ並みのピアノに仕上がるとも云えます。

このあたりのことを皆様に、ぜひご理解いただけたらと願っています。

 問題は大手のカワイ楽器でも、きちんとグランドの調整できる技術者は全国でも極少数で、たとえば岡山にはいなくて、大阪で2名だけだそうです。

ピアノ選び方とその問題点
 
具体的な調整に関しては、弊社の資料でご覧ください。
資料の詳しいご案内はこちらから



当店でピアノ選ぶメリット

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


アップライトの最高峰

スタインウェイK-132

アップライトピアノの最高峰です。

 

 


肉厚なハンマーフェルト、

 

 

ドイツのレスロー弦(スチール弦)・デーゲン(低音巻線)、

 

 

アクションはドイツの最高級レンナー社製、

 

 

鍵盤の木材は鍵盤専門のクルーゲ社、

 

 

また独自の鉄骨フレームに厳選された良質な木材を使い、そして精巧に作られています。

これを丁寧に調整(整調・調律・整音)をすれば輝かしくダイナミックに響くスタインウェイならではの音やタッチになります。

 

 

このピアノK-132は定価5,600,000円と高価格ですが、他のメーカーに比べ群を抜いて素晴らしい仕上がりです。


しかしそんな最高峰のスタインウェイでも欠点はあります。それは連打(同音連続打弦)がやはりグランドピアノのように高速連打(1秒間に14回)が出来ない点です。音色や弾き心地は素晴らしく良いですが、連打には乏しい、やはりアップライトピアノの限界(連打が1秒間に7回)があります。ですのでグランドピアノを置くスペースがなくそれでも最高の音色でという方にはお奨めです。

 

 

 

>>>スタインウェイ

>>>ピアノの選び方とその問題点

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


関西出張メンテナンス無事終了

関西出張ピアノメンテナンス無事終了。

 

 

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ペトロフP118-C1

奥様が趣味で弾かれます。犬猫のお話や旅行のお話楽しませていただきました。

 

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ハイドンの曲を練習始めたそうです。また聴かせてくださいね。

 

 

 

 

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ボストンGP178

ご主人と息子さんが弾かれます。いつも食卓テーブル(新聞紙を敷いて)の上で鍵盤アクションをこのようにご主人と向かい合わせで談話しながら作業しています。

 

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最後にご主人の試弾でショパンのバラード2番を演奏していただきました。いつも楽しませていただいてます。また息子の誕生祝いのプレゼントから健康食品までお気遣いありがとうございます。

 

 

 

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ディアパソンDR-5

ピアノ・エレクトーン講師森田知恵先生です。

初めてお会いした時から明るくパワフルな方でした。今もそうです(笑)おかげさまでピアノだけでなく今プライベートで手がけているお便り作成のヒントをくださりかなり有効活用できています。いつも楽しいお話をありがとうございます。

そんな森田先生のホームページはこちら

Morita Music School♪

 

 

 

 

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ボストンGP178

息子さんとご主人が弾かれます。ピアノの下に敷いてあるのは防音対策のピアノ架台です。

>>>ピアノ架台とは

 

 

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ピアノとヴァイオリンをされているご近所さんが途中見学に来られ整調作業を見て触れて喜ばれていました。

 

 

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いつも奥様がもてなしてくださりこの日も私の好物の果物を覚えていてくださってて・・・感動。ちなみに苦手なものはコーヒーです(小声)

前回は台湾の高山茶を初めていただきハマってしまい、あとから知ったのですが、かなりの高級茶でした。やはり。いつも楽しい話題をありがとうございます。

 

 

 

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ペトロフP118-D1

2人のお嬢様と奥様が弾かれます。

 

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お姉ちゃん2人は学校と保育園に行っていたので3女の愛嬌抜群のお嬢様がお姉ちゃんの真似をして弾いてます。カワイイですね。

 

 

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別の場所に2台目のヤマハMX100MR自動演奏付の機種です。

とても優しそうな旦那様に案内していただきました。同じ3人の子を持つパパなのでとても親近感が湧きました(笑)温かいおもてなしもありがとうございました。

 

 

 

兵庫県姫路市K様(ペトロフP118)
姫路市F様(ボストンGP178)
神戸市森田様(ディアパソンDR5)
神戸市N様(ボストンGP178)
大阪府泉佐野市U様(ペトロフP118、ヤマハMX100MR)
みなさまお世話になりました!

 

毎回それぞれの要望に合ったメニューを瞬時に考えて作業に映しますが、なによりみなさまがピアノを大切に思う気持ちがひしひしと伝わってきて、それにしっかりと応えれたかなと帰りに運転しながらいつも考えます。


またピアノに使われている部品は生(なま)物を扱う感覚とよく似ていて、とてもデリケートです。ですのでせっかく調整した状態を少しでも保持するために空調管理(温度湿度管理)だけは特に意識していただきたいです。

>>>ピアノの空調管理

 

 

というわけで長くなりましたが、今回もあっという間の3日間で色々な話も聞けて楽しませていただきました。ありがとうございました。

 

>>>ピアノのメンテナンス

 

>>>お客様の声

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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