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ピアノの性能は出荷調整と納入調整が最重要です

>弊社の出荷調整

弊社ではメーカーから入荷したピアノを納品前に店頭で開梱・組み立てして、全てのメカニズムの精度を上げていますが、これが出荷調整と呼ばれるものです。

それには移動・開梱・組立・再梱包のコストもかかり、新品でも約3日間の調整の作業時間も必要になりますが、これでピアノの性能(タッチ、音色、表現力等)が大きく向上します。

※出荷調整の作業料は販売価格に含むので別途料金は頂いてはいません。

店頭での出荷調整の風景(ペトロフグランドピアノP210)

  



なぜメーカーから出荷された新品ピアノをわざわざ販売店が調整する必要があるのか?


本来はメーカーが出荷調整をきちんと(3日間)やるべきですが、私の知る限り国産メーカーのグランドピアノで2時間半、プレミアムブランドも8時間といったところなので全く不足しています。

ちなみに天然素材が多い高級ピアノほど、新品時は初期の部材の動き(伸び縮み、歪み)が大きいので、性能(タッチや音色、響き、表現力)を重視するなら、これらを技術者の手で全ての部品の歪みを修正した上で摺合せ調整して最適化することが必要不可欠です。

しかし高額なスタインウェイ等の一部のピアノを除けば余分なコストと手間がかかる出荷調整がメーカーでも省かれていますが、丁寧な出荷調整の有無で同じピアノでも性能が全く違ってきます。

神戸に納品予定のディアパソンの店頭での納品前の出荷調整の作業風景

出荷調整が完了後、神戸から再度ご来店頂き、調整後のご試弾をいただき、ご意見をお聞きしました。

こうすることにより、最初から、より演奏者好みの音色やタッチに仕上げたピアノを納品することができます。

出荷調整完了後の再試弾風景


納入調整とは?

納入後の部屋の音響を考慮した上で、より演奏者の好みの音色やタッチ、響きに近づける作業です。作業内容は出荷調整と同じですが、全体的な微調整と部屋の響き(環境)を考慮しながら、演奏者の好みの音色、響きに近づける作業で約半日の作業時間になります。
※ここまでが弊社の品代に含まれています

最後の仕上げである整音作業風景

ピアノも三つ子の魂百までも

「木が暴れる」という言葉がありますが、新品から3年位は部材(自然素材)に歪みや狂いが多いので各部品が最初から正しい位置で安定させると変な癖がつきません。

以降の定期のメンテナンスも同じ作業内容で約半日の作業時間になるので定期メンテナンスで同様の作業を繰り返すことにより、もう手放せないピアノになると思います。

定期のメンテナンスの作業風景


このようにピアノはひと手間、ふた手間の作業を加えることにより、同じピアノであっても、弾き易く表現力豊かで自分好みの気持ちが良い音色のピアノになっていきますので、ピアノという楽器は、いわばイージーオーダーの楽器と云えます。
#出荷調整#納入調整
 
浜松ピアノ店でピアノを選ぶメリット

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

大半のピアノに欠けている調整ですが、調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか!資料で分かりやすく解説をしています。

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グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分

 
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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ディアパソンが高級ピアノになりました!

一千万円クラスの輸入高級ピアノは素材も良いものを使って丁寧に作られていますが、鍵盤も一鍵、一鍵鉛調整を行うので均等なタッチですし、整音もしっかりやるので音の粒も揃っています。このあたりが国産の高級ピアノと違うところです。





それでは国産の普通のコンパクトグランドを、前述の輸入高級ピアノと同様に、丁寧に調整した上で一鍵、一鍵、鍵盤の鉛調整を行い整音までするとどうなるか?ということで今回はディアパソンの奥行164㎝というコンパクトグランドを弊社で丁寧に仕上げてみました。







結果報告をユーザー様からいただきましたので載せてみました。

ディアパソンが納入されました。ショールームで弾いた時とは別物に仕上がっていました。どこのホールのフルコン?という感じの弾き心地です。娘は近場のホールはかなり弾いていますが、ホールのピアノより弾きやすい、あったかい音も好き、心地いい、とのこと。鉛調整していただいて大正解でした。
一千万のピアノ、の意味が分かりました。他も丁寧に調整いただいたのだと思います。
ありがとうございます。

お奨めブランド ディアパソン

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

一般はもちろんメーカー幹部や販売業者さえも全くと言ってもよいほど理解されていない整調(調整)の重要性ですが、ピアノの性能を大切に考えるなら整調の重要性をまずは理解する必要があります。

新品のピアノの整調作業には3日、中古品なら1週間以上の作業時間が必要ですが、手間(コスト)がかかる上に重要性が理解されていないので、相当な高級ピアノでも整調が大幅に省かれていますが、いかなるピアノであれ丁寧な整調で性能が大幅にアップします。

性能を大切にお考えの方に資料を無料進呈しています。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


目で見るヨーロッパ製ピアノと国産ピアノの違い

スタインウェイ・アップライトのアクション

ペトロフ・アップライトのアクション

ヤマハ・アップライトのアクション

ヨーロッパ製のアクション取りつけネジが金属
写真はペトロフピアノのもの

日本製はアクション取りつけネジはプラスティック
写真はヤマハピアノのもの


基本的に同じ構造ですが、このように細かく見て行くと違いがわかります。

打弦時に動きが出るアクションですが、これは本体にしっかりねじ止めできれば問題ないので、別にそのネジの取っ手がプラスティックであろうと金属であろうと性能には関係ないように思いますが、安価な国産は2点止め、高級なもので3点止め、最高級ピアノのスタインウェイは念を入れて4点止めになっています。

スタインウェイピアノの下前パネルを外したところ
スタインウェイは真ん中の弱音ペダルはなく昔のように2本ペダル。

ペダルのバーが木材で、バネに板バネが使用されている

ペトロフピアノの下前パネルを外したところ
スタインウェイと同じようにペダルのバーが木材で、バネは板バネが
使用されている。

ヤマハピアノの下前パネルを外したところ
ペダルのバーが鉄パイプで、バネは板バネではなくコンパクトなコイルバネを使用。

ヨーロッパ製ピアノのバネは伝統的な板バネを使用(写真はペトロフ)

日本製のバネはコンパクトなコイルバネ部分を使用(写真はヤマハ)


上の写真はバネ部分のアップですが、ペタルのバーの材質は木と鉄パイプの違いがありますが、特に性能面で影響があるのがぺダルのバネが板バネかコイルバネかの違いです。

コイルバネはオン、オフの使用なら問題ないのですが、ペダルを踏む圧力が一定ではない(最初は軽く段々重くなる)ので、ハーフペダル等使用時には演奏時の調整が難しいのですが、板バネならペダルを踏む圧力が一定なので演奏者の意志で任意のダンパーの効かせ方が容易です。

但しハーフペダルとかクオーターペダルを使用する場合は、丁寧なダンパー調整も必要です。
上級者になると微妙な表現のためにハーフペダルやクオーターペダルをよく使いますが、ダンパーの十分な調整を行わないと鍵盤によってダンパーが効くところと効かないところが出てきます。

ちなみにプロレベルの舞台演奏の場合は、ハーフやクオーターペダルが効かない(使用できない)と調整不良とみなされることがあります。

知っておきたい生産国表示の業界ルール
 
お薦めブランド


ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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