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ピアノの防音対策別のメリットとデメリット 消音ユニット編

消音ユニットを取り付ける


〇メリット

 現在使用中のピアノ(中古品も含)に10万円少々(UP)で後付けも可能で、打弦する前に打弦をバーで強制的に止める構造なのでピアノの音はしなくなり、それに替わりに電子音源に切り替わるので、早朝、深夜でも、弾きたい時にいつでもヘッドホーンを使ってピアノが弾ける。

電子音源内蔵なのでピアノはもちろん、ビブラホン、ストリングスなど他の音色が楽しめる。

〇デメリット
強制的にバーで打弦する前にハンマーをストップさせる構造なので、そのままでは遠心力で弦を叩いてしまうので、取り付け時にハンマーの接近(距離)を多く取るように再調整する必要があり、そのために通常の演奏時(ヘッドホーンを使わない時)にも表現力の劣るピアノになり違和感がある。


グランドピアノ用消音ユニット 写真上部のバーでハンマー手前のシャンク(棒)の所で強制的にハンマーが打弦するのを止める仕組みです。


マンションの場合は音自体を消しても、鍵盤を叩く振動音や、ペダルを踏む際のドンドンという個体振動音が階下に伝わるので、前述のピアノ架台等のような階下への個体振動音対策が別に必要になる。

階下への個体振動音を伝えないアップライト用のピアノ架台(21万円)


ピアノの防音対策

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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