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ピアノの寿命についてのお話 その②

使用頻度や年数よりもむしろ設置環境が重要です。

寿命は使用頻度も影響しますが(消耗部品の交換で解決)、むしろ設置環境(空調)の方がピアノの寿命に大きく関わるように思います。

楽器保管庫のように年間を通じて温度、湿度の安定した部屋に置いてやると調律やメカニズムの狂いも最小限であるばかりでなく、響板や消耗品も含めてピアノの基本的な寿命は飛躍的に長くなります。

環境対策は、楽器保管庫と同様に温・湿度計を設置して除湿機と加湿機の併用しつつ適切な室温と湿度管理が必要です。



手間がかかりますが、快適なピアノ性能を維持するためには、あと後の整調や調律等の手間(コスト)を考えると、こちらの方が安上がりです。



余談ですが、昔から良く使われていたピアノの乾燥剤はほとんど無意味です。乾燥剤が有効なのは小さな密閉された瓶やビニール袋の中では有効ですが、広いピアノの内部空間は大量の空気が流れていますし、外部の響板まで含めたピアノ全体の管理には乾燥剤は用をなしません。

 ピアノの寿命

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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