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ピアノの防音室(アビテックス等)のメリット・デメリット

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部屋の中に部屋を作る防音室

〇メリット
工期が短く(1日)効果的な防音が期待できること

〇デメリット 高額で音響が良くないこと
部屋の中に部屋を作るので、どうしても床上げと天井が低くなるので、部屋(演奏空間)が狭くなり短時間で頭が痛くなることと高価であること。

スタンダードタイプで基本が2畳で99万円~、3畳で120万円~ですが、オプションを入れるとさらに高額になります。



たとえば天井が低く狭い3畳の防音室でグランドピアノを思い切り弾くと、たぶんすぐに頭が痛くなるのではと思います。
そのような事情を考えると防音室もかなり広めのものが必要になります。
 
ピアノの音の聞え方は直接音(直接耳に届く音)と間接音(一度、壁や天井、床に音が届いた後、その反響が耳に入る)の融合です。

あまり狭い防音室の場合は直接音と間接音がほぼ同時に聞こえるので頭が痛くなり、またピアノ本来の豊かな音響を楽しむことができません。それを嫌って広い防音室すると今度は価格もさらに高額になります。

賃貸住宅の方にお薦め
賃貸住宅の場合は基本的に防音工事が出来ないので、組み立て式のユニットタイプの防音室がお薦めです。

部屋を改造する必要がなく、解体と再組立てができ移転が可能なので、将来の転居先にも持ち込んで再使用ができるユニットタイプの防音室がお薦めです。

ただし移築(移転)の場合は、解体・移動、再組立ていなるので、当初の防音機能が多少落ちますし、経費も初期投資の半分近くが必要になります。

お金だけ出せば簡単に設置できる防音室ですが、デメリットも多いので、そのあたりも十分考えておく必要があります。
 
自己所有の家やマンションなら防音工事をする方が遥かに快適です
同じお金を使うなら改造の方が快適で広い音響空間が作れます。


防音室は床、天井・壁・ドア、窓等全てを防音仕様にしますが、実際にはピアノを弾く時間帯や近所の騒音状況、建物自体の防音能力の違いがあるので、事前にそのあたりを専門家に調べてもらう必要があります。

その上でポイント(防音機能の弱いところ)に絞った防音工事をすれば、大概は既製品の防音室以下の低予算で部屋自体の防音対策も可能になります。

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ピアノの防音対策

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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