[ ]出張メンテナンス in 京都
2日目の午前中は京都市上京区Y様宅へ来ています。
ピアノはディアパソンD-164Rピアノマスク付き
鍵盤下の掃除からキャプスタン磨き、部品一つ一つを確認しながらリセット。
鍵盤がスムーズに動くように1鍵ずつ鍵盤調整
整調(棚板調整からアクション・ダンパー調整)、調律
マンションということもあり、防音対策で階下への固体振動音も考慮してピアノ架台を設置しています。
ピアノもピアノマスク付きです。
構造はいたってシンプルな作りになっています。
まずは上からの音を屋根を閉めて完全密閉。
通常はリム(側板)と屋根の間に5mm位の隙間がありますが、ピアノマスクはこの隙間にスポンジのようなもので塞いでいます。
そして下からはこのレバーを下げて・・・
響板を塞ぎます。凄くシンプルな構造ですが、この上下合わせて全体の4割ボリュームダウンします。
もちろん上だけを塞いで下は開放したり、逆に下を塞いで上を開放したりと色んなパターンを楽しめます。
取付は新品のピアノ限定ですが、ピアノ架台とのセットで防音対策はこれで十分なように思います。
Y様お世話になりありがとうございました。
午後は京都市山科区A様
ピアノはヤマハC3、今回初めてのご依頼でお伺いしました。
たくさんブレーキがかかってとにかく鍵盤が重く音色もこもっていたので土台からやり直すことにしました。
バランスキーピン・フロントキーピンのベタつきをとり、磨きあげました。
・・・なんとここでまさかのカメラ充電切れ。
鍵盤調整、ジャック調整、ハンマー接近調整、ドロップ調整、ハンマーストップ調整、ハンマー整形、調律
時間の関係でこれくらいしかできませんでしたが、試弾していただいたところ、調整でこれだけ変わるのかとあまりの変貌ぶりに驚いていました。
また全体の3割くらいしかできていませんが、次回のメンテナンスで続きをしていくことになりました。
A様ありがとうございました。