[ ]マンションでの部分防音のお薦め
ピアノ屋である筆者ですが、ピアノの防音問題さえ解決できれば、たくさんピアノが売れると考え、ピアノの防音について以前から研究してきました。
ピアノ防音というと代表的なものに消音ユニット、防音室(アビテックス等)がありますが、いずれもタッチや音色や響きに大きな問題がありますので、部屋全体を防音室に改装するのが理想的ですが、コスト負担が大きくて躊躇します。
そこで提案したいのが簡易(部分)防音です。
最近の住まい、特にマンションは、最初から壁も厚いコンクーリートになり、玄関ドアや窓も最初から防音効果の高いものが使われていますので、完璧を求めず特に弱いところを部分的に強化することで、比較的安価なご予算で、通常の時間帯であれば、ピアノを演奏を楽しむことが出来るのが分かってきました。
防音が必要な箇所
さらに部屋の音響も重要です。
防音問題とは別に快適な音響を考えると、それなりの工夫が必要になりますが、これは後からでも少しづつ好みに仕上げる方法もあります。
部屋の音圧分布図
マンションの防音対策が必要な順番ですが、一番クレームが出やすいのが階下です。その次が階上、そしてお隣という順番になります。
なので先ずは階下への防音対策が必要ですが、これはピアノの音量(空気伝播音)というよりも、主としてペダルを踏む振動や鍵盤を叩く時の振動(ドンドンという個体振動音)が階下に伝わるのが問題になります。
階下への個体振動音対策に有効なピアノ架台(約26万円)床とピアノ架台の間に空気層を作り階下への個体振動音を低減。
アップライト用のピアノ架台
簡単操作でピアノの音量を最大40%可能なディアパソンのマスク仕様(約22万円)
弊社ではピアノ架台とピアノマスクの組合わせ(合計で約48万円の簡易防音で、既にマンションへ何十台の納入実績がありますが特にご不満は頂いていません。
ピアノの防音対策
お薦めブランド ディアパソン
筆者の防音に関する師匠、テクニカル・サウンドのHPです。
防音対策をさらに詳しく研究されたい方はご覧下さい。
筆者とテクニカル・サウンドの中辻社長(右)テクニカルサウンドの工場にて
ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に
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