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中古ピアノの調整は下準備だけでも大変な手間です!

先ずは、チューニングピンの錆を落とすところからは始めます。

今回ご紹介するのは、移動のご依頼を受けたお客様からお預かりした1988年製のヤマハアップライトUX-1です。



金属ブラシで磨いて錆びを落としたところです。


フロントキーピンと鍵盤バランスピンの錆びを落としてから磨きます、30年経過しているとザビ落としだけで重労働になります。

 
鍵盤バランスピンとフロントピン磨きは、毎回の定期メンテナンスごとに磨くのが快適な鍵盤動作には必要な作業です。

  
錆びを落としてから、1本1本ツルツルになるまで磨いていきます。


鍵盤のバフがけ

 
ご紹介しているピアノは、ご実家(佐賀県)で眠っているピアノを、新居の東京まで送るご相談を受けて、弊社が店頭販売できるレベルまで仕上げてから東京にお送りするというお約束で、空いた時間を利用して店頭でリニューアルしているところです。

このピアノは約30年ほど経過したピアノですが、外装は勿論ですが、内部の修理や調整に入る前に、本来の性能を取り戻すために、先ずはピンの錆び落としをする必要があります。

ここからの作業は、新品も中古品も必要なピンの並びの修正です。

鍵盤のバランスホールとフロントホールのフェルトを適正にします。
(新品、中古に関わらず毎回のメンテナンスでも必要な作業です)

全ての鍵盤の高さと深さが均一になるようにします。
(新品、中古に関わらず毎回のメンテナンスでも必要な作業です)

 

以上が鍵盤調整ですが、これは新品なら1日で完了しますが、今回のような中古品ならこれだけで3日ほどの作業時間が必要ですが、鍵盤調整をすると、いかなるピアノであれスムースな演奏が可能になることがご理解頂けると思います。

ご覧いただくとわかりますが、一連の作業は技術者なら誰でも出来る、当たり前のことを当たり前のようにコツコツとやる作業ですが、効率が悪く手間(時間)がかかるので、今では新品の高級ピアノを含め、ほとんどのピアノが、このような丁寧な調整がされず手抜きになっているのがピアノ業界の最大の問題です。

今回ご紹介したピアノは、比較的新しい30年ほど経過したピアノですが、このように丁寧に調整すると、そうでない新品よりもはるかに快適で表現力豊かな演奏ができるピアノになります。

このような性能に関わる大切な情報を、皆様にぜひ知っていただきたいと思い、今回も作業風景をご紹介しました。

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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