[ ]性能を最大限引き出すためのメンテナンスは?
HPのピアノの調律とメンテナンスのページに、整調中の写真を加えて分かりやすくしましたので、再閲覧して下さい。
納品前の出荷調整や納入後のメンテナンスは、整調・調律・整音をセットで行なうのが本来のメンテナンスのあり方ですが、なかでも整調は時間がかかるので、効率重視の最近は、1千万円クラスの名だたる高級輸入ピアノでもかなり手抜きになっています。
整調の有無はビフォアー、アフターで弾き比べると性能の違いが誰でもわかることですので、演奏者の方は整調に対する正しい知識が必要です。
所要時間のイメージ図、整調の時間が最も時間がかかります。
具体的な整調シーンをHPでは写真24枚でご説明しています。
鍵盤の高さ調整シーン
バックチェック合わせ調整シーン
ジャック前後・高さ調整シーン
打弦距離調整シーン
整調作業はたくさんの項目を手作業で調整しなければならないので、それなりの技術力と長い作業時間が必要ですが、最近は合理化のために1千万円クラスの高級輸入ピアノですら大幅に省かれるようになっています。
ですので中古品も含めて多くのピアノが本来の性能を発揮していないので、ユーザー自身のいっそうの判断力と知識が必要な時代です。
- ・ネジ締め(アクション・キーフレーム・本体)
- ・鍵盤(バランス・フロントキーピン)磨き
- ・鍵盤(バランス・フロントホール)調整
- ・棚板調整
- ・鍵盤(白鍵・黒鍵)高さ調整
- ・弦合わせ(走り・ねじれ・間隔)調整
- ・サポート合わせ調整
- ・バックチェック合わせ調整
- ・ジャック位置(前後・高さ)調整
- ・鍵盤深さ(沈み量)調整
- ・ハンマー接近調整
- ・ハンマードロップ調整
- ・打弦距離調整
- ・ハンマーストップ調整
- ・レペティションスプリング調整
- ・シフトストップネジ調整
- ・ダンパーかかり(始動)調整
- ・ダンパー総あげ調整
- ・ダンパーストップレール調整
- ・ソステヌートロッド調整
- ・各ペダル調整(踏み込み量・遊び)
詳しくはリニュアルした
ピアノの調律とメンテナンスのページをご覧ください。