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トップの顔が見えるメーカー選びのご提案!

故、船井総研の船井幸雄氏曰く「あらゆる組織(会社も家庭も)はトップで99%決まる」と、これには私も大いに共感します。

これはピアノメーカも全く同じで、過去に輝かしい歴史を持ったブランドでも、現在のトップがどのような人物か?でメーカーの体質も変わり、それにともないピアノの品質も随分変ってきます。

やはり情熱を持ったトップがいるピアノメーカーであれば、自ずとピアノにも魅力と信頼がおけるように私は考えていますが、ここでご紹介するほどのトップは他にはないように思います。

先ずご紹介したいのがペトロフ社の5代目社長、スザンヌ・ペトロフさんですが、社内での評判も素晴らしいです。

チェコのペトロフ社の社長室にて

ご紹介したいもう一人のトップが、イタリアのファツィオリの創業者のパオロ・ファツィオリさん、今では国際コンクールでもお馴染みの人です。

ファツィオリピアノの輸入元社長、アレック・ワイル氏(左側、中央が筆者、右側がペトロフ社のタベット氏)、このワイル氏もピアノ愛好家であり筆者(植田)とは長年の友人です。

今、流行りの引き寄せの法則なのか、昔から云うところの類ともの法則でしょうか、とにかく筆者は、彼らの思想や哲学に深く共感しています。

たとえ有名ブランドであっても今のトップがどんな人物なのか分からないピアノ会社がほとんどですが、 ここでご紹介するトップは他のメーカーでは考えらないほどトップの顔が明瞭であり、しかも自社のピアノを深く愛する人達ですので、彼らの製品であるピアノも信頼がおけるように考えます。
 
そのような背景からもお手頃価格の純ヨーロッパ製ピアノならペトロフピアノ、世界最高峰のピアノということなら迷わずファツィオリピアノをお奨めしています。

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの大きさの選び方、違いについて

スタインウェイのセミコンサートピアノC-227(奥行き227㎝)の写真です。(フルコンサートピアノD-274は奥行き274㎝)

プライベートホールや家庭で使用する大きなピアノと云えば奥行き210㎝クラスを云いますが、スタインウェイではB-211(奥行き211㎝)写真はペトロフピアノのP210pasat、奥行き210㎝です。

ピアノは大きいピアノ(GPは奥行き、UPは背の高さ)方が良いと云われている理由ですが、それは低音部の巻き線が長く張れるので巻き線自体を細くすることができ、その分、メリハリのある柔らかい魅力的な低音を出すことができるのが大きい方が良いと云われる理由の一つです。

アップライトの低音部の巻き線


具体的な大きさの違いはアップライトでは背の高さ118cm~132cm、グランドは奥行き155cm~274cmのことを云いますが、横幅はいずれも88鍵なのでほぼ同じになります。

もう一つの違いは、白鍵、黒鍵の大きさは同じですが鍵盤はシーソーのような動きをしますので、大きなピアノは鍵盤の奥行きが長くなる分、弾き易くなることです。シーソーに例えると、シーソーが長くなる分、弾き易くなります。

アップライトの背の高いピアノと背が低いピアノの鍵盤の奥行きの長さの違いです。


しかしながら最近は部屋のインテリアに似合う木目でコンパクトな良い音色のピアノを希望される傾向がありますが、基本的には(理論的には)同じ品質なら大きいピアノほど魅力的になりますが、これが儒順ヨーロッパ製のピアノでは、小さなピアノでも魅力的な低音と弾き心地の良いピアノも存在するでびっくりします。
 
グランドピアノとアップライトピアノの違い

 

 

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


演奏頻度もさることながら、温度と湿度管理が重要です。

冬場の暖房時の過乾燥には欠かせない加湿器 店頭にて撮影
ナカトミ スチームファン式加湿器[SFH-12]2万円前後 
沸騰式ですが掃除が簡単で重宝しています。

 

年間を通じて店頭で使用
MITSUBISHI 除湿器 [MJ-180KX-W]4万円前後
湿度設定が可能で、湿度50%以下の場合は作動しません。



デジタルの温湿度計 2千円前後
湿度計の寿命は5年前後らしいので新しいものが良いようです。


丁寧な調整を施しても、設置環境(温度と湿度)が適正でないとピアノの良いコンディションが保てません。

たとえばスタインウェイのフルコンサートピアノがあるホールでも、ピアノ管理者の方が2年くらいで交代されることが多く、しかもピアノにもあまり関心がない方も多いようです。

なのでお金をかけて丁寧な保守点検を施しても、温度・湿度管理がなおざりなことが多いので、現実にはピアノの状態が悪いホールがたくさんあります。

ピアノの調律とメンテナンス

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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