[ ]ピアノの値上げや価格の違いはどこから来るのか?
現代のピアノの基本的な構造はどれも同じで、高額なピアノは良質な材料(木材)を使い、特に純ヨーロッパ製は屋外での自然乾燥を数年行ってから工場に入れますが、安価なピアノはそれなりの材料(木材)で木材も最初から人工乾燥になるのが普通ですが、これが微妙に音色や響きに影響してきます。
さらにスタインウェイのような有名ブランドにはブランド料が加算されるので、それだけ高い価格設定になります。
最近の値上げ事情
最近は国産、輸入を問わずピアノの値上げが続いていますが、これは円安による製品と輸入材費の高騰や海外の人件費等の値上げに加え、ピアノの販売台数が世界的な大市場の中国で半減(一説によると9割ダウン)している影響で、工場の稼働費が大きく下がりこれが価格上昇の大きな理由が考えられます。
その対策としての値上げすると同時に1台あたりの販売単価を大幅に引き上げるために、特に国産グランドピアノはプレミアム・ピアノシリーズと称する高額ピアノの販売に力を入れています。ただ、せっかくの高額なプレミアム・シリーズも、価格差を考えるとメーカーがカタログで謳うほどレギュラーシリーズとの性能差はないように思います。
ピアノはイージーオーダーという考え方
ピアノの調律とメンテナンス
ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に
大半のピアノに欠けている調整ですが、調整がピアノの性能にとっていかに大切なことか資料で分かりやすく解説をしています。
無料進呈していますので、ぜひ、お申込み下さい。
ネット上では公開できない業界の矛盾点や裏話を満載。全44ページのピアノ選びの新しいバイブルです。
間違いだらけのピアノ選び ~ 目 次 ~
【第一章】大半のピアノが本来の性能を発揮していない
◎ピアノは8千個の部品◎ピアノはリモートコントロールで打弦する楽器
◎仕上げが整音
◎試弾は調整されたピアノでないと意味がない
◎ピアノはセミオーダーの楽器です
【第二章】調整によるエピソードのお話
◎中古ピアノが高い勉強代に
◎安価でも高級ピアノより魅力的
◎ブランドを信じて購入したが失敗
◎調整が自慢のシゲル・カワイでも不満
◎値段ほど差がない高級ピアノ
◎好みのスタインウェイがなかった
◎丁寧な調整でヤマハでも満足
◎好みのスタインウェイを求めて
◎スタインウェイはトリルができるがヤマハは?
◎ヤマハは温泉に浸かったような音?
◎ピアニストと専属調律師のお話
◎腱鞘炎になって困っている
【第三章】中古ピアノの問題点
◎中古ピアノは安かろう、悪かろうが多い
◎さらなる中古ピアノの問題点
◎古いピアノは楽器としての性能が良いか?
【第四章】調整シーンを写真でご案内
◎グランドピアノの調整作業
◎アップライトの出荷調整作業
【第五章】主に中国で生産される現代のピアノ
◎最近のピアノの生産事情
◎ファースト、セカンド、サードラインという業界用語
◎メードインチャインナ&浜松ピアノ店フィニッシュ
【第六章】日本のピアノ事情
◎毎年減少する日本のピアノ市場
◎余談ですがスタインウェイについて
【第七章】筆者のブランド選びの見解
◎コストパフォーマンスが高いか否か
◎ピアノは素材という考え方
◎メンテナンスについて
グランドピアノの3日間の出荷調整作業を動画でお見せしていますが、丁寧な調整でいかなるピアノであれ性能が大幅に向上することがご理解頂けます。DVD全24分