[  ]ルービンシュタインガラコンサート IN 広島 №2
      
      最新型のファツィオリピアノとは?
 
 開演前に東京からわざわざ持ち込んだ、最新型のファツィオリの最後の調整をする越智氏

  
   この日、初めて越智氏から聞いて知ったのですが、この最新のファツィオリピアノは、従来のピアノにはなかった独自の構造の響板とハンマーレールが使用されているのだそうで、皆様にその違いを体感して頂きたいとのことでした。
 
 ところでこの越智氏は、先のNHKの「もう一つのショパンコンクール」で、創業者のパオロ・ファツィオリさんから百万人に一人の耳を持つ調律師と高く評価され、国際コンクールの外国製(ファツィオリ)のピアノを、日本人として初めて任された調律師として一躍有名になりました。
 
 彼の略歴ですが、国立音大の調律科を卒業後、松尾楽器さんでスタインウェイを学び、スタインウェイ・ジャパンが設立後にスタインウェイに移籍、現在はファツィオリジャパンに所属して、現在、海外も含め国際コンクールのファツィオリは日本人の越智氏に任されると同時にファツィオリピアノの技術的なアドバイサーも務めています。
 
 ちなみに越智氏は彼自身の研究のために、ショパンコンクールに使用されたファツィオリのフルコンサートピアノを個人で所有しています。
   
 そのような経歴からスタインウェイの長所も短所も熟知している越智氏ですが、曰く「これでファツィオリピアノに注文をつけることは一切なくなりました」のだそうです。
   
 「1千万円クラスのグランドをお考えの方は、ぜひ、スタインウェイとファツィオリと弾き比べてみて下さい、好き嫌いはあるにせよ、ファツィオリが非常に魅力的で優れたピアノだということが皆様に簡単にご理解頂けるでしょう」とのことでした。
演奏者と記念写真を撮っているのは岡山から同行した秋山先生
 
 
 秋山先生曰く、この日のシモン・ネーリングとダニエル・チョパスの演奏では、ピアノが別物になったように音色が変ったのにはびっくりしたそうで、これも新型のファツィオリの特性かも知れません。
 
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