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これからの季節、ピアノの空調の留意点は?

5月中旬ですが、今日のお昼は夏日のような暑さになるようですし、もう少しすると梅雨の季節にもなりますが、ピアノに優しいエアコンの使い方と除湿機のご案内です。

ポイントはピアノにエアコンの冷風がなるべく直接当たらないようにすることです。
エアコンの噴出し口からは想像以上に冷たい風が出ており、それがピアノに当りますとピアノの表面は冷たくなりますが、ピアノの内部は暖かいままですのでピアノ内部が結露して湿気て、さまざまなトラブルの元になります。

空調には電気代が余分にかかりますが、ピアノ部屋の丁寧な空調を心掛けるとその分、ピアノの狂いも少なくメンテナンスの費用が安く上がりますし、ピアノの寿命やトラブルの減少するので結果的に電気代の増加分よりお得だと思います。特に我々ように、たくさんのピアノを展示しているショールームを持つとその思いを強くします。

弊社の2Fのピアノ教室に設置しているエアコン

3Fホールの天井に埋め込み式のエアコン、このタイプは吹き出し口が4ヶ所なので送風が穏やかです。
 

梅雨時は、室温があまり上がらず湿度だけが高い日が続くことがありますが、そのような時に有効なのが除湿器です。
理論上、エアコンでも除湿できますが、できればピアノの近い場所に自動スイッチを持つ強力な除湿器を1台置いておくと安心です。
写真は弊社が使用中の三菱製の除湿器(アマゾンで4万円前後)

ピアノの近くに置いておきたい温・湿度計、2千円前後


ピアノの寿命

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


広島での定期メンテナンス風景のご紹介!

三木のブログより引用
定期メンテナンスで広島市に来ています、メンテナンスは、このように整調・調律・整音をセットで行なってはじめて快適なピアノの状態を維持できますが、これには手慣れた技術者でも1台半日の時間がかかるので訪問軒数は1日2軒が限界です。
 

ペトロフP125F1 ウォルナット艶消し仕上げ

弊社の定期メンテナンスの作業風景の一部をご紹介します

鍵盤下の掃除から鍵盤下の掃除から


ハンマーの進行方向の修正するために外しているところ


ハンマーの進行方向の修正(走り調整) このような紙を挟んで動きの方向を変えます。  

鍵盤の高さ調整 赤いクッションの下に数種類の厚みの紙を出し入れして隣同士高さを揃えます。

鍵盤の深さ(沈み量)調整 高さ調整と同じく紙を出し入れして隣同士同じ深さに調整

打弦後のハンマーストップ量(弦からハンマーまでの距離)を揃えます。 いくら深さを揃えても、このハンマーストップ量が揃ってないとかなり弾き心地が悪いです。

全てのハンマーを弦のど真ん中に当たるように修正。


弊社では定期調律と呼ばず、敢えて定期メンテナンスと呼んでますが、その理由は調律にかかる時間(1時間少々)よりも、このような整調の時間(数時間)の方が遥かに長い時間がかかりますし、この整調が完了してからはじめて調律を施し、最後の仕上げが音色の粒を揃える整音になりますので、定期調律という言葉を使う方が不自然だからです。

ピアノの調律とメンテナンス

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


只今、鳥取県米子市向けの出荷調整中です!

5月の連休に鳥取県からご来店されてご契約頂いた、ヤマハ・インテリアピアノYF101W。

 

展示前に丁寧に調整をしていますが、納品前にも再度の出荷調整を行うことによりメカニズムがより安定します。

鍵盤がスムースに動くように鍵盤調整中

鍵盤がスムースに動くように鍵盤調整中

全ての鍵盤の高さを一定にします。


全てのメカニズムの調整が完了してから調律をします、そして調律が終わってから、全ての音色の粒が最適になるように整音してから出荷調整が完了します。

後は岡山から鳥取県への直送便で納品させていただいて、このまましばらくお弾きいただき、後日、弊社からお邪魔して部屋の環境や音響、演奏者のお好みに合わせた再調整を半日かけて行い(納入調整)ご契約の完了です。

当店でピアノを選ぶメリット

 

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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