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ディアパソンD-164R 整調編④



昨夜どうしても試してみたいことがあり、家族が寝静まった頃にこそこそと暗闇の中、このどん兵衛をテーブルにセットしました。

 

 

みなさん10分どん兵衛をご存じですか?

蓋の表示には熱湯5分と書かれていますが、実は10分の方が美味しいそうで、一時話題になりました。

 

その記事を読んで、その時は、「へ~そんなんだ~」くらいでしたが、今頃になって、果たして噂は本当なのか・・・

 

気になって気になって・・・

 

気になったら、やってみるしかないですよね。

 

だからやってみたんです。10分どん兵衛を。

 

 

 


噂通り・・・こっちの方がおいしかったです。

麺に味が浸み込んでてほどよい柔らかさになり、だけどコシがある。


これからは追加であと5分待って、10分どん兵衛ですね。
ふだんあまり食べませんが(笑)

 

 

 

 

さて、話はがらりと変わり、ディアパソンの整調の続きです。

 

ジャック調整の前後と高さの調整です。

このジャックはハンマーを操作するとても重要な役割をしてくれます。
演奏時に連打する上で欠かせないのがこのジャック調整。
これがきちんと調整できてないと、連打が入るのもあれば入らないのもあったりと・・・不揃いは弾く上でストレスになりますよね。

 

というわけで、今回も動画でお届けします。

どちらも1分程度なので、お暇な方は見てみてください。

 

 

普段定期メンテナンスでこういう作業はちゃんとされていますでしょうか。

 

 

>>>整調の重要性

>>>お薦めブランド ディアパソン

>>>10分どん兵衛

 

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


ピアノ選び 7つのポイント -まとめ-

みんなのピアノ選びから抜粋

いざピアノ探しの旅へ

後で悔やむことが無いように、面倒でもユーザーご自身で間違いのないピアノを見極めて欲しい!
そんな個人的な思いが募って、これまでピアノに関わってきた経験から学んだことを長々と述べました。

何事も下積みや試行錯誤なくして、本当に実りある成果は望めないものです。ブランド、価格、外見だけで満足を覚える方には、きっと今までに述べたアドバイスは無用だと思います。

しかし、家電製品のようにカタログスペックだけで判断したり、美術品のようにフィーリングだけで選んでしまうと、アコースティック・ピアノに関しては、その製品の特殊性ゆえに様々なリスクが付きまとうのです。

もう一度チェックポイントを簡単におさらいしましょう。

個体差
→同じメーカー、同じ機種でも全てがイメージ通りの音やタッチとは限らない。ぜひ試弾&選定を。

◆音質のバラツキ
→演奏することでピアノの性格はつかめるが、全ての音を鳴らして異常がないか確認することも必要。

楽器の整備不全
→調律・調整が万全なピアノでなければ正しい評価は出来ない。店に事前の問い合わせを。

木材の割れ
→響鳴板や駒板が割れていると雑音が発生する可能性あり。購入する前にピアノの内部も点検。

◆生産国≠品質証明
→〇〇製の表示を過信しないこと。ただし少なからず製品にその国民気質が反映される。

技術のフォロー
→納品後のサポート体制はどうか。メンテナンス(維持管理)に熱心な店(調律師)から購入を。

◆セールストーク とアドバイス
→他社批判、スペック、値段の話に終始する営業マンに注意。その楽器を調整した本人に意見を求めては?

高価な買い物だし一生付き合うかもしれない品だから、納得するまで心残りなく探してみよう!

そんな意欲と情熱に溢れている方は、リスク回避のために挙げた7箇条を心に刻んで実践してみて下さい。






 
現状を知る調律師の本音として、実際のところ条件を全て満たすようなピアノ選びは難しいと思います。真剣に探すとなれば時間や労力を要しますし、最後は金額面での折り合いに頭を悩ませるかもしれません。

ただ、そうした過程を乗り越えて、最終的にたどり着いた楽器であれば、けっして後悔などしないはず!そう私は信じています。

あなたの人生を豊かにしてくれるピアノとの出会いを陰ながら応援しています!!

みんなのピアノ選び

当店でピアノを選ぶメリット

ピアノ選びで後悔しないための資料を無料進呈いたします。

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの言葉

みんなのピアノ選びから抜粋


 ミケランジェリ-伝説のルガーノリサイタル1981 -DVD~付属ライナーノーツを読んで~
 
ライヴ映像を撮影したディレクター、ヤーノシュ・ダルヴァシュの話に、確かピアノはミケランジェリ自身の楽器だったと思う、もしかすると、この演奏会の少し前にドイツ・グラモフォンの録音で使われたものかもしれないという気になる記述を見つけました。
 
 リサイタルの2か月前に収録したミケランジェリ初のデジタル録音は1910年代のスタインウェイが使用されていますが、リンクの動画からも新品では醸せない深い味、温かい響きが聴こえてきませんか?

1981年スイス・ルガーノでのライヴ録音

  
また、1974年に来日した時のインタヴュー(『レコード芸術』1975年1月号に掲載されたもの)も紹介されており、ここでミケランジェリは当時、現在のピアノ製造の在り方にも通ずる問題点を語っています。以下、 そのインタヴューの記事より引用。

-ピアノは今後さらに構造的に変わっていくとお思いですか?

A.B.ミケランジェリ
さらに良くなるということより、前の状態に戻ることが先決問題だ。今でも良いピアノを作れないことはないのだが、生産の方式がアメリカになり、なんでも作ればよいという状態になってしまった。

早く作らなければならないために、部分品の質が低下し、安く作るために良い材料を使わなくなった。つまり、大量生産をするために、製作期間が短くなった。どんな小さな楽器でもそうだが、ことにピアノは手工業的に作られるべきもので、絶対に工場で大量生産するべきものではない。

みんなのピアノ選び
 
 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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