ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

四国メンテナンスに行ってきました

代替テキスト

2日間の四国出張メンテナンスが終わり、ただいま岡山へ帰っています。写真は初日目の朝です。

 

 

香川県M様宅でマンションからの素敵な眺めを堪能しつつ、完成したばかりの防音室に感動でした。同じピアノでも場所(環境)によってこんなにも違うのかというくらい心地良い響きになっていました。

 

 

 

K大学にあるペトロフP135です。

 

外譜面台、トーンエスケープ、ソステヌート付き、木製センターレール、レンナーアクショとペトロフのアップライトピアノの中では一番ハイスペックな仕様になっています。

もちろん音色も響きもバツグンです。

 

 

 

 

高知県H様宅ではアップライトとグランドの2台を丸一日コースで作業していました。

 

 

 

最後に小学一年生のKちゃんが弾いてくれて、また一段と腕をあげていました。

 

隣のアップライトピアノと弾き比べて
「どっちが好き?」と聞くと、

「イチゴが好き」と答えるKちゃん。

それ弾く直前に食べたイチゴのことやないか〜い!
相変わらずマイペースなKちゃんでした。

 

香川県Mさま、K大学さま、高知県Hさま
ありがとうございました。

 

 

1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


献奏という言葉をご存知でしたか?

ここでいう献奏とは、亡くなられた方が生前に好きだった曲を、葬儀の場で演奏しその方を偲ぶものです。

チェコのプラハにて、筆者撮影


 たまたま演奏依頼の仕事があり、知り合いのピアノ先生にお電話したところ、毎日寝る暇が無いほど忙しいとのことで、その訳をお聞きしますと、これは以前から小耳には挟んでいたんですが、この先生、葬式でピアノを弾かれています。

しかも傘下の先生も何人も抱えてプロダクションをされており、たくさんの葬儀会場と契約しているのですが、最近は献奏の依頼が多く、忙し過ぎて、これ以上に仕事が増えると、もう死にそうなのだそうです。
 
忙しい訳は、葬儀の前日の夜10時以降に曲目が決まるから
   
忙しいのはオーダーが多いことも理由の一つですが、実は演奏する曲目のオーダーが葬式の前日のお通夜が一段落した夜の10時位に、親族が話し合って故人が生前に好きだった曲を決めるそうです。

葬儀の前日の午後10時以降に演奏する曲目のオーダーが決まるので、必然的に楽譜等の準備やそれを葬儀用にアレンジをする必要があるので、どうしてもその作業が夜中になるので大変なのだそうです。

明るく元気の良い曲でも、悲しそうにアレンジして情緒たっぷりに演奏しなければ列席者の共感を得られないので、これがまた大変なようです。
 
昔の懐かしのメロディーがほとんどだそうです
 
どんな曲のリクエストがあるかお聞きますと、「水戸黄門」「鉄道唱歌」「美空ひばりナンバー」「石原裕次郎ナンバー」「仰げば尊し」等、さすがにひと昔前の曲が多く、若い先生など知らない曲も多いのだそうですが、これらの曲を悲しそうにアレンジして、全部ピアノで演奏します。

葬式会場には簡易デジタルピアノを自前で持ち込み演奏するのですが、これも演奏者が自分で運ぶんですが、女性ということもありデジタルピアノでも、結構重くて大変だそうです。

一同、ピアノ演奏に涙するそうです!

でもアナウンスの方が、今一度、故人に最後のお別れをしてください、というシーンで演奏を始めるのだそうですが、会場では演奏が始まると、どっと涙が溢れるのだそうで、ピアノ演奏の効果は抜群だそうです。

これからますます高齢化社会になるので、注文は益々増える傾向にあるようですが、演奏者からすると、本人が生きてる間に早めの曲のオーダーをしておいて欲しいところですが、こればかりは難しいようです。

葬儀生演奏のお仕事
  

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


只今、店頭でディアパソンGPを出荷調整中です。

納品前のディアパソンD-164Rを店頭で出荷調整中です。

出荷調整中のディアパソンD-164R

弊社では丁寧な出荷調整をしてから納品することを旨としていますが、実のところこれがなかなか大変です。

どう大変なのか?

通常は、浜松の竜洋工場を出荷されたピアノは、全国の販売店の最寄りの倉庫までは運送費はメーカー負担で届けてくれますので、販売店の役割は、その倉庫からお客様宅に納品して、納入調律を施して完了になり、これが納品までの普通の流れです。

弊社の場合は?

倉庫から一旦、店頭に運んで開梱、組み立てをします。

その上で日常業務の空いた時間を利用しながら納品前の精密調整を行いますが、出荷調整は連続の作業でも3日間もかかりますので、日常作業の空いた時間でやるので、普通1週間~10日ほどかかります。

全ての作業(整調・調律・整音)が完了してから、再梱包してからお客様宅にお届けになります。

お届け後は、しばらく(1週間以上)はそのままご自宅でお弾きいただきますとピアノも部屋の環境に馴染んで(いろいろな変化が起こる)きますし、演奏者自身も今まで感じなかった細かい不満点にも気がつきます。

その頃を見計らって納入調整にお邪魔して、演奏者の細かい希望をお聞きして、約半日かけて納入調整(整調・調律・整音)を施して完了となります。

当店でピアノを選ぶメリット

 

 

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ