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本来の意味での高級ピアノとは

高級ピアノは木材を屋外で何年も自然乾燥した木材を使い、例えばスタインウェイの鍵盤はクル―ゲやラーコフの鍵盤を使い、ハンマーはレンナー、弦はレスローと云った一流部品メーカー品を使って高級という概念がわかり易いのですが、実は本物の高級ピアノというものは、目に見えない手間をかける所も本来の高級ピアノと云えます。

ヨーロッパの高級ピアノは、メーカー自身が丁寧な調整を行った後に、鍵盤の重さを均一にするために鍵盤の重さを一鍵一鍵の測った上で鉛の位置決めをして鍵盤の重さを均一にしています。 

しかし国産の高級ピアノは高級な材料は使っても最後の詰めが甘く、メーカー自身による調整時間も限られており、本来は24時間の作業時間が必要なところ、高級ピアノでも8時間程度か?に制限されており、それ故に一鍵一鍵、鍵盤の鉛調整も行うことをしないで、機械的に鍵盤に鉛を埋め込んでいきますので、厳密に計測すると重い鍵盤と軽い鍵盤が出てきて滑らかさに欠けます。

筆者の推測ですが、国産メーカーの幹部がピアノの調整の重要性をあまり理解されていないからだと思います。




鍵盤には必ず鉛が埋め込まれています


国産高級ピアノは鍵盤の下に線を引いて機械的に鉛が埋め込まれています
(写真はヤマハの鍵盤の裏側)


本来の高級ピアノは、丁寧な調整をした後で、1鍵、1鍵、分銅で重さを測り、鍵盤の重さを均等にするために埋め込む鉛大きさと位置を設定します。



ご希望の方には弊社で鍵盤の鉛調整を行います

※丁寧に調整して初めて本来の鍵盤の重さが決まりますので、先に丁寧な調整をした後に鍵盤の鉛調整(ウエイト調整)をしないと意味がありません。



ですから普通のピアノでも最高級ピアノのように丁寧な調整を行った上で、一鍵、一鍵、鍵盤の鉛調整まで行えば、安価なピアノでもそれなりの高級ピアノになります。

弊社で230万円のディアパソンを丁寧に調整した上で、鍵盤の鉛調整をした方の感想を頂いていますのご参照ください。

ディアパソンD-164Rが高級ピアノになりました!

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植田 信五


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