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オーバーホールには松竹梅とあります

程度の良い中古ピアノか新品のピアノに買い替えをお考えの方も多いのですが、最近は実家にある古いピアノをリニューアルしてご自身の娘さんに使わせるという方も増えてきました。

しかし一言にリニューアル(オーバーホール)と云っても、どこまでやるかで予算も大きく変わってきますが本格的なリニューアル(外装の再塗装を含めて全ての消耗部品を新品に交換)をしてから丁寧に調整を施すと、古いピアノは味わい深く新品以上に魅力的な響きや音色になります。

一般的に古いピアノは新品に比べて性能が劣るというイメージがありますが、古い弦楽器が高く評価されているのと同様にピアノも同じことが言えます。

その理由は、鉄やプラスティックは経年劣化してきますが、木は年数を経過すると強固になるので楽器としては優れたものになるという理由ですが、ピアノが構造が簡単な弦楽器と違うのは内部に複雑なメカニズムを持ち消耗部品が多いというところです。

また修復には全て手作業になるので工賃(作業時間)が多くかかり、部品代も含めると新品のピアノに近い費用になりますが、愛着のある思い出のピアノや元々高額なヨーロッパ製の輸入ピアノは本格的なオーバーホールもお薦めです。

ちなみに現在のリニューアル費用は最近の技術者不足もあり年々高額になってきており、家庭用のスタインウェイのグランドで200万円前後、ヤマハのグランドで130万円前後が一つの費用の目安です。

弊社でリニューアルした1965年製スタインウェイCモデル(セミコンサート)

内容は響板の埋め木修理から始まりフレーム塗装、弦の総張り替え、アクション部品の交換(ハンマー・サポートアッセンブリー)ダンパーフェルト、バックチェックスキン交換、象牙漂白・研磨等です。





オーバーホールの落とし穴



中古ピアノのメリット・デメリット

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ選びのもう一つの選択肢

現在は中国が最大のピアノ消費国ですが、ヨーロッパや日本から中国へピアノの輸出すると中国で35%という高い輸入関税がかかり、逆にヨーロッパや日本がピアノを輸入する場合は輸入関税がゼロで随分と不公平関税になっています。

そのような不公平関税のためにスタインウェイやファツィオリのような一千万円超えの高級ピアノを除けば、日本や欧米のピアノメーカーは主に中国でピアノを生産して中国国内で販売し、残りを逆輸入するような形なっています。

中国でピアノを作るのは中国の高い関税のため

中国の高関税とピアノ業界の関係

そのような背景から自国(日本やヨーロッパ等)で全て生産するピアノをファーストライン、中国と日本やヨーロッパのいわばハーフで生産するピアノをセカンドライン、中国で全て生産するピアノをサードラインと呼ぶ業界用語があります。

今はセカンドライン、つまり中国で生産し、完成品ではなく半製品の部材として日本やヨーロッパに輸入して、日本やヨーロッパで最終組み立てをすれば日本製やヨーロッパ製ピアノとして表示・販売できるのが業界ルールなので、今はそのようなピアノが大半です。

そこで意外とお薦めなのがサードラインで生産されたヨーロッパの老舗ブランドです。
さすがに老舗のヨーロッパブランドならではの魅力がありながら、ファーストラインの三分の一くらいの価格で日本で購入できるのが大きな魅力です。

ちなみに奥行150~160㎝クラス小型グランドピアノが193万円(税込)から老舗のヨーロッパブランドが購入できるのは何とも魅力的です。

ヨーロッパの老舗ブランド フォイリッヒ


滋賀県長浜市 長浜市立びわ南小学校で100年前のフォイリッヒが現役で活躍中
ピアノの上にドイツ製ピアノ FEURICHと誇らしげに表示されています。
お話によると小学校の150周年記念イベントで、このピアノを題材にした演劇を子供達と卒業生で上演されるそうです。

このフォイリッヒは大正12年に小学校に寄贈されたもので現役で使われているそうです。


日本のピアノ愛好家の皆様にご挨拶

現在、ドイツでのピアノ作りは非常に高コストになっており、ピアノ愛好家の皆様に、リーズナブルで高品質のピアノを提供するために、思い切って2003年より中国にドイツの製造ラインを移築して製造することを決断しました。

試行錯誤の末、今では何とかMADE IN GERMANYの品質を保つことができるようになり、お陰で高いコストパフォーマンスという観点からも、地元ヨーロッパのピアノ愛好家の方々からは、以前にも増して高いご支持を得ており、日本の皆様にもリーズナブルな価格でヨーロッパのピアノを提供できることになりました。

フォイリッヒ CEO Ernest Bittner オーストリア、ウイーン本社から

ヨーロッパの老舗ブランド ウェンドル&ラング




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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


基本的なメンテナンス費用はどのピアノも同じです

輸入高級ピアノも安価な中古ピアノも基本的にはメンテナンスの費用は同じです。

但しピアノは鳴れば良いとお考えの方の場合は調律費用だけですが、タッチや音色、表現力にこだわれば、定期的な調整や整音が必要で作業時間分が加算されます。

しかし1千5百万円以上のスタインウェイも50万円の中古ピアノも性能を大切に考えると、同じ手間をかける必要があるので納入後のメンテナンス費用は基本的に同じになります。

但し中古ピアノの場合、消耗部品の交換費等で高額な修理費が発生することがありますし、消耗部品も高級ピアノはその分高額になります。










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