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冬の暖房、特に床暖房には注意が必要です。

ピアノは冬場のエアコンの温風、過乾燥、床暖房等に注意が必要ですが、なかでも深刻なのが床暖房です。

グランドピアノの下に敷かれた断熱パネル

エアコン暖房のお宅が多いかと思いますが、エアコン暖房の場合は、温風がピアノに直接当たらないようにすることが大切です。

それより深刻なのが床暖房です。
床暖房は快適で心地良いのですがピアノにとっては最悪で、せっかく調整したピアノも、床を通じてピアノ自体を直接温めますので、ピアノが大きく狂ってきますし、重大な不具合が生じることがあります。

なかでもグランドピアノの場合は、暖かい空気がピアノ下部の響板のあたりに滞留して、大切な響板に不具合を起こします。

なので既製品の断熱パネル(10万円前後)か、あるいは出入りの工務店にお願いして、断熱パネルを作ってもらいピアノの下に敷く必要があります。

また暖房が入ると空気が乾燥してきますので、それに合わせて加湿器を稼働させて、湿度50%前後のキープして下さい。

弊社がショールームで使っている加湿器



ピアノの調律とメンテナンス


ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


良く調整されたピアノを試弾しないと無意味です!

その大きな理由は?

構造が複雑なピアノという楽器は、たとえ新品ピアノでも、販売店できちんと調整(整調・調律・整音)されたピアノを試弾されないと判断を誤りますし、最終的に自分好みのタッチや音色に近いピアノに仕上げることができる、云わばセミオーダーの楽器だからです。

写真は入荷したばかりの新品のディアパソンを、納品前に店頭で出荷調整をしているところです。

ディアパソンDG-183再調整

調整は鍵盤のキーホールの清掃から始めます(先ずは鍵盤調整から)


ピアノのご説明の難しさをいつも痛感しますが、先ず、ピアノは独自の複雑なメカニズム持つ楽器だということからご説明します。

そのために性能のことを大切に考えるなら、手間はかかるが一連の複雑なメカニズムを一から精密に調整してやる必要があり、それを行うと、安価なピアノでも高級なピアノでも、仮に同じピアノであっても、特性も変りピアノなりに性能も大きく向上するいうことをご理解頂くことからいつも始まります。

調整について一応のご理解を頂けると、私の役割の半分は終わったようなものですが、これをご理解頂ける方は少なく、またご説明の機会も少ないのが残念に思うところです。

ピアノの性能に重要な調整に関しては、業界人はもちろん一般にもほとんどご理解頂けていないのが実情です。

しかしながら、一旦、調整の概念を理解されると、これまでのピアノに対する見方が大きく変わるはずです。

ここでは調整の最初の基本的な作業である鍵盤調整に関して少し説明させて下さい。
 新品のピアノでも丁寧な調整は不可欠で、写真からでも鍵盤調整を行うと弾いて気持ちが良いピアノになることがご理解頂けると思います。

上の写真は新品ピアノが入荷後、一度、店頭で開梱・組立して納入前の調整を始めているところですが、先ずは基本的な作業である鍵盤のキーホールの清掃から始めます。
当店でピアノを選ぶメリット

次に鍵盤を支える金属のピンを一本一本写真のように磨いていきます。この作業は新品ピアノはもちろんですが、鍵盤のスムースな動きを確保するには、だいたい2年に一度位は同様の作業を行う必要があります。


バランスキーピン並びの調整


バランスホールの調整これも鍵盤がスムースに動く上で欠かせない作業です。


バランスホールの調整鍵盤がスムースに動く上で欠かせない作業です。


全ての鍵盤の高さが一定になるように鍵盤の高さを調整します。
中古品に限らず、新品ピアノでも、人の手で正確に合わせていく必要があります。


全ての鍵盤の深さが一定になるように鍵盤の深さを調整します。
一旦きちんと調整してからも、定期のメンテナンスの際にも微調整します。


これらの一連の作業を鍵盤調整と云いますが、これは整調作業のほんの一部です。

新品のピアノでも、丁寧に鍵盤の調整を行うと、全ての鍵盤がスムースに動いてくれるので、明らかに弾きやすくなり、その分、表現力豊かなピアノになります。 
ピアノを選ぶ前に知っておきたい大事なこと

このように全ての土台である鍵盤調整から始めて、次は、上に上に、アクション、ダンパーの調整を行い、この作業が全て完了して初めて調律します、そして最後の仕上げとして音色の粒をそろえる整音作業をして完了します。

これらの全ての作業時間は、手慣れた技術者で、ざっと一通りやって3日間ほどかかりますが、今では1千万クラスの新品の高額ピアノですらかなり省かれいますので、それより安価なピアノなら尚更です。

調整に興味をお持ち頂いた方は、一連の作業をYOU YUBEで配信していますので、ご覧ください。
. ピアノの調律とメンテナンスについての詳しい解説
 

ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


日曜の朝はペトロフの音色で♪

日曜の朝の雰囲気が好きです。

家の中の空気も、出勤途中に目に映る街並みも、お店の中の空気も。

何とも言えない静かで、穏やかな空気が流れているのが心地よいのです。

 

 

ちなみに今朝は、田んぼ道を柴犬を連れて自転車で走っているおじいさんに遭遇しました♪

いつも生活時間が似ているのか、よく道端で馴染みの方と井戸端会議をされているところに遭遇します。その間、ワンコが道路上に行儀よくお座りしているので、それより先に進めず(笑)、道を譲ってもらっています。

<この方向から眺めるのが個人的に好きなので、まずは後ろ?から>

 

さて、先週、日曜の朝のこと、弊社でお世話になっているピアノ講師の田中先生が、レッスンが始まる前に、ショールームのペトロフP173でラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』を少し弾いて下さいました。

よく映画の挿入歌などで使用されているので、メロディを耳にすればご存じの方も多いと思います。

(ノスタルジックな曲です)

 

優しくそっと、ふわっと始まる感じが心地よく、さらに朝の静かで優しい光が店の窓ガラスから差し込み、その雰囲気を一層惹きたてます。

いつまでも見ていたい、聴いていたい、と思わずうっとりしてしまいました。

 

田中先生の演奏を何度か目にする機会はあったのですが、ショパンの『革命』を弾かれる場面が多かったので、私より大きな体格から、あんなに繊細な音が紡ぎだされる姿に魅了されました。

(本業がピアニストの先生に向かって言う言葉ではないのですが、素直な感想です。)

 

そして、ペトロフ特有の優しい音色がさらに音楽を惹きたてます。

ショールーム2Fに展示中のこのペトロフはウォルナット艶出しのチッペンデール(猫足)仕様です。

見た目にも惚れ惚れしますが、音色も、弾き心地も素敵。

<こちらが正面。ちなみに朝撮り損ねたので、夕方の写真になってしまいました。>

 

さて、ペトロフピアノを紹介する様々なWebサイトの記事で、『ロマンティックな音色』という表現をよく目にします。

私にはわかるようで、わからない。どうしたものか…と思い、ここのところ考えを巡らせていました。

母国語が日本語なので、カタカナ言葉に馴染みがないのか、人生経験が浅いのか。

男のロマン? 米米CLUB?

ミュージカル『ライオンキング』の劇中歌『愛を感じて』にもロマンティックというフレーズがあったと記憶しているので、なんとなくそのようなイメージを抱いてみましたが、それでもしっくりこない。

 

そこで

私 :「社長、『ロマンティック』を定義してみてください」

社長:「ロマンとは人によってとらえ方が違うからなぁ。私の場合は…(中略。お店に来て直接聞いて
    みて下さい(笑)))。」

   「ペトロフの場合は、一言でいえば、古き良き時代のヨーロッパのものづくり、かな。」

   ※一言では収まらず、たくさん語られていますが、書ききれないので省略します。
    とりあえず、社長のペトロフとの出会いから現在に至るまでの熱意を知れる良い機会と
    なりました。

とどのつまり、ロマンチックの感じ方は人それぞれという結論に納得し、ペトロフのイメージするところのそれは、社長のこの一言に、集約されている気がしました。アナログ好きの私には、「古き良き時代」「ヨーロッパ」「ものづくり」このキーワードにときめいてしまいます。

 

私なりに、ペトロフの魅力をもっとお伝えしたいのですが、長くなるのでまたの機会にしておきます。

 

 

 

 

 

 

 

機械いじりが好きです!

丹藤 奈々代


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