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ピアノの性能に対する意識レベル

たとえば私の掃除に対する意識レベルはかなり低く掃除機をかけたら完了という感じですが、うちの奥さんからすると、机の上は埃だらけで、よくこれで掃除が済んだと云えるもんだとクレームがは入ります。

人の意識レベルは拡大する

ただ全てにおいて意識レベルが低いわけではなく、関心があるものには絶えず意識が行くので、良くも悪くも意識が拡大してきて、些細なことでも嫌になったり、その逆に好きになったりします。

ピアノに関しても、ピアノ好きな人は、最初は細かい違いが良く分からなくても、だんだん意識が拡大してきてタッチや音色に関しても繊細になってきます。

なので最初は少し気になるレベルでも最終的には嫌で嫌で手放したくなることも多いのですが、その逆の場合は手放せないピアノになります。



 

ピアノはイージオーダーの楽器です!


ピアノの性能(タッチ、音色、表現力)を大切にお考えの方に


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノのブランドと創業者の関係

最近の国際コンクールでも話題のイタリアの最高級ピアノメーカー、ファツィオリピアノの創業者、パオロ・ファツィオリさんと筆者

フェイスブックにもよく登場するファツィオリ社長、創業者が現役のピアノメーカーは珍しく、写真からもパオロ・ファツィオリさんのピアノ作りに対する熱意が伝わってきます。



世界には今でもたくさんのブランドのピアノがあり選択に迷いますが、ブランド選びの判断基準の一つに、トップ(社長)の顔が見えるブランド選びという考え方があります。

車であれば今はトヨタの豊田彰男社長、スズキの鈴木修会長の顔を良く目にしますし、創業者なら故・松下幸之助、故・本田宗一郎が有名ですが、これが消費者の信用や安心につながります。

日本のピアノ業界では、シゲル・カワイ(故・河合滋氏はカワイ楽器の2代目社長、現在は息子さんの河合弘隆)という新しいブランドで売り出していますが、それなりに信頼感が生まれます。

それが創業が150年前前後と歴史の長いヨーロッパのピアノメーカーになると、もう創業者一族や既にその実体がないものが大半で、ほとんどがブランド名だけが辛うじて残っているのが実情です。

有名なところではスタインウェイがありますが、既にスタインウェイ一族はなく、今のスタインウェイのCEOはアメリカの有名な投資家、ジョン・ポールソンさんです。

現在でも創業者一族が経営するペトロフピアノ、現在の社長はスザンヌ・ペトロフさんで5代目になりますが、お蔭で今はヨーロッパ最大のメーカーに成長しました。

弊社2Fにて ペトロフのスザンヌ・ペトロフ社長



そのような考えから弊社では、ヨーロッパ製ピアノの場合は、純ヨーロッパ製のなかではお求め安い価格帯のペトロフピアノ、それ以上のご予算になると一千万クラスになりますが、創業者のパオロ・ファツィオリさんが社長のファツィオリピアノをお薦めしています。

純ヨーロッパ製については、
知っておきたい生産国表示の業界ルールで解説しています。


ピアノの選び方とその問題点

お薦めブランド ペトロフピアノ

お薦めブランド ファツィオリピアノ

 

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの生産国表示のルール

新聞報道によると、加工食品の生産国表示をめぐってどのようなルールで生産国表示をしたら消費者の信頼を得るのか?議論されているようで、自動車も中国工場の増設がされているようです。。

ピアノの最大市場の中国でピアノを作るのは中国の高い貿易関税壁のため

当初は中国は人件費が安いからと思っていたのですが、調べてみると今や中国はピアノの世界一の大市場ですが、中国にピアノを輸出すると35%の高額な関税がかかります。

しかし中国で生産して中国で販売すれば関税がゼロですし、中国から日、欧米にピアノを輸出すれば関税はゼロなので世界に輸出しています。

そのような背景からヤマハ、カワイはもちろん、ヨーロッパの主だったピアノメーカーも中国に工場を持つか、あるいは中国のピアノメーカーに委託生産するようになっています。

中国ハイルーン社の広報誌から

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ピアノの業界用語でファースト・ライン、セカンド・ライン、サード・ラインという言葉があり、これの意味は本国で全て製造されたものがファースト・ライン、他国で半分を委託生産、本国で最終仕上げしたものがセカンド・ライン、全て他国で委託生産されたものがサード・ラインという意味でよく使われます。

本来の意味での日本製、ドイツ製はファースト・ラインですが、今ではヤマハ、カワイをはじめヨーロッパの老舗ブランドも、その多くがセカンド・ラインかサード・ラインで製造されており、今ではファースト・ラインは一部の高級ブランドか高級品に限られます。

少々矛盾していますが、ピアノの場合は最終組み立てをした国を生産国とする業界ルールがありますので、ファースト・ラインに加えセカンド・ラインまでが、日本製、ドイツ製等の表示がされています。

中国ハイルーン社の広報誌から
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中国ハイルーン社の広報誌から
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ですからピアノのバック(支柱、響板、フレームに弦を張ったもの)や部材を中国から輸入して、組み立てだけ日本やヨーロッパで行っているようなピアノが今ではごく普通です。

日欧米のメーカーも中国工場か中国メーカーで委託生産した大半のピアノを、大市場の中国国内で販売、その残り?を関税のかからない日本や欧米に輸出しているのが実情です。

サード・ラインのみが中国製の表示になりますが、中国の場合は、さらに完成品を輸出すると政府から何らかの補助金が支給されるようです。

基本的にはセンカンド・ラインとサード・ラインには性能的に大きな違いはないので、サード・ラインでは生産国表示が中国になり我々日本人にはやや抵抗感がありますが、これを日本で丁寧に調整をしてやると、特に老舗のヨーロッパブランドは安価(本国生産の1/3程度)で魅力的なピアノに仕上がるものがあります。

お薦めブランド

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植田 信五


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