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メーカー保証が1年より5年のピアノの方が優れているか?

ちなみに新品のヤマハ、カワイのメーカー保証は1年、有名ブランドのスタインウェイ社のピアノは姉妹品を含めて5年保証を謳っています。さらにお店のなかには中古ピアノの10年保証を謳っている店もあります。

一見すると長期保証のついたピアノはいかにも品質が優れていて安心のようにも見えますが、車のように具体的な保証箇所が明確にされているのと違いピアノの場合は漠然とした保証、つまり製造上の欠陥については保証するという意味です。

ですのでたとえば「鍵盤が上がらなくなった、音が思うように出なくなった等々」は、メーカーの云うところの保証対象でなく、大概は設置環境が悪かったとなります、実際その通りの場合が多いのですが。
 
長くピアノ業界にいますが、初期の人工象牙は色が変色するというトラブル以外、実際にメーカー保証を利用することは皆無でしたので、ピアノの保証期間というものは、言ってみるだけでそれが何年であろうがほとんど意味がないという事になります。

ペトロフ社の品質保証書ですが、弊社工場で責任を持って一生懸命作りましたという意味で、製作者のプライドのような品質保証書なので保証期限は謳っていません。

ディアパソンプレミアムの品質保証書


お薦めブランド ペトロフ

お薦めブランド ディアパソン

 

 

 

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ディアパソンの試弾・選定(浜松の竜洋工場)のお奨め

ピアノ愛好家に根強い人気のディアパソンですが、全国的に展示箇所が少なく気軽に試弾でき難いのですが、いっそ浜松の製造元、カワイ竜洋工場でディアパソンのご試弾や選定をされてはいかがでしょうか!

東京都内から選定に来られたお客様
写真は浜松在住の職人調律師の山原氏が立ち会いして、技術者の立場から選定のアドバイスをしているところです。筆者撮影



東京都内から選定に来られたお客様


京都からのお客様、左が立ち会いの浜松在住の職人調律師の山原氏


中国地区からのお客様    筆者撮影


筆者(植田)が動画で浜松の展示場をご紹介しています


ディアパソンの生い立ちと今後の戦略的展開は?

お薦めブランド ディアパソン

浜松のディアパソンの名匠、乗松氏のご紹介

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ディアパソンの生い立ちと今後の戦略的展開は?

終戦間際に浜松がアメリカの艦砲射撃で焼け野が原にされた後、昭和23年に「ヨーロッパ製のピアノに負けない理想的なピアノ」という理念で、元ヤマハの技術部長で当時天才技術者と言われた大橋幡岩(オオハシ・ハタイワ)氏が、ドイツのベヒシュタインをモデルにして理想的なピアノをめざして設計、製作されたピアノがディアパソンですが、今でもグランドピアノの基本設計はディアパソン独自のオリジナル設計です。

ディアパソンは長くカワイの子会社(優良会社)として存在していましたが、昨年、カワイ本社に合併吸収されました。

今後のディアパソン・ブランドの位置づけ
 
今後のことを過日、カワイの経営幹部にお話をお聞きしたところ、今のカワイは従来のカワイ・ブランドの他に高級ブランドとしてシゲル・カワイがあり、これに趣味性の高いディアパソンが加わり、今後はそれぞれのブランドに、より魅力的な個性を持たせ、カワイ、シゲル・カワイ、ディアパソンの三つを、今後のカワイ楽器としてのブランド戦略として考えているそうです。

車ではトヨタがトヨタとレクサス、日産が日産とインフィニティというすみ分けで、ピアノ業界でもスタインウェイ社がスタインウェイ・ボストン・エセックスという3つのブランドに個々の個性を持たせていますが、ディアパソンもそんなブランド戦略のようです。

ディアパソンピアノの魅力


お薦めブランド ディアパソン

ディアパソンの試弾・選定(浜松の竜洋工場)のお奨め

浜松のディアパソンの名匠、乗松氏のご紹介

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


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