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伝統的(レトロ)なピアノ作りのペトロフピアノ

今は何事にも効率が重視されますが、チェコは先の先の大戦後、社会主義が長かったこともあり今でも昔ながら伝統的なピアノ作りが魅力です。

生産効率の悪いピアノ作りとも言えますが、これが逆に我々にとっては何とも魅力的で、ペトロフピアノは古き良きヨーロッパの伝統的な味わいを持っています。

ただ他国のピアノ工場に比べると今もレトロなピアノ作りですが、それに伴い価格もかなり高額になってきています。

広大な敷地を持つペトロフの工場正門前の筆者(チェコのクラローヴァにて)

豊富な自国産の木材を使用


5代目のペトロフ社社長 スザンヌ・ペトロフさん(チェコの広大な森林)


数年、屋外で自然乾燥された木材(ペトロフ社の工場にて筆者撮影)

アップライトも1台1台固体台の上で製作(ペトロフ社の工場にて筆者撮影)



ピアノの心臓部、響板の製作風景(ペトロフ社の工場にて筆者撮影)
日本ではフルコンサートピアノの響板のくらしか見られません



アップライトの製作風景(ペトロフ社の工場にて筆者撮影)


台座に載せられたグランドピアノの製作(ペトロフ社の工場にて筆者撮影)


お薦めブランド ペトロフ

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノの大きさによる価格の違い

例えばスタインウェイの一番大きなグランドピアノ、D-274の価格は現在3782万円ですが、一番小さなグランドS-155は1589万円でその半額以下です。
ただフルコンサートピアノは個人ではなく、主として公共施設の備品なので少々高額でも問題なく売れます。

メーカーが大きなピアノは高価で小さなピアノは安価な価格設定にしていますが、実はメーカー事情からすると1台のピアノを制作する製造コストは、小さなピアノも大きなピアノも若干の材料費の違いはあっても手間暇はほぼ同じなので製造コストはさほど変わらないようです。

ですからメーカーは大きなピアノ(高価)が売れればメーカーは利益額も利益率も高いのですが、逆に小さなピアノ(安価)なピアノはさほどの利益が出ないことになります。

余談ですがヤマハ、カワイのグランドは、現在高級シリーズと普及シリーズがありますが、これも同じ理屈で価格は2倍あっても製造コストはほとんど変わらないはずですので、高級シリーズのグランドはメーカーにとっては大きな利益を出してくれます。


ファツィオリのフルコンサートピアノ



ファツィオリピアノのご購入者の声

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鍵盤が重くて困るというご相談をよく頂きます

今回は“うちのグランドピノは鍵盤が重くて重くて、弾きづらいのでなんとかならないですか?”というご相談で依頼者宅にお邪魔して、まずは鍵盤のダウンウエイトを計測してみました。

あくまでも基準ですが、50gの重りを鍵盤に置いてゆっくり下がる位が標準で、それより数字が小さいと軽め、数字が大きいと重めとなります。スタインウェイはS~B型のダウンウエイトが47gです。

中音部のダウンウエイトを数鍵分計測すると、なんとほとんどが69g・・・これは重いはずです。


部品の摩擦抵抗が多すぎ、部品の動くタイミングが合っていない。簡単にいうと、調整が不十分なだけです。これをきちんとやると本来の重さに戻ります。

鍵盤を外した土台の部分をチェック。


この細長い金属のピンはバランスキーピン。
鍵盤はこの部品に擦れながら動きますが、かなり錆びや汚れがあります。



1本だけ磨いてみました。


バランスキーピン88本を1本ずつ磨きます。


ピカピカに戻りました。



手前のフロントキーピン88本も同様に。


鍵盤とアクションメカニックの結合部分
キャプスタンスクリューも磨いて摩擦抵抗を最小限に抑えます。


鍵盤がスムーズに動くよう調整(解説はこちら→フロント・バランスホール調整動画


この黄色い部分に部品が擦れて動くので、表面にテフロンパウダーを擦り込み摩擦抵抗を減らします。





ジャック調整(解説はこちら→ジャック調整動画



ハンマー接近調整(解説はこちら→ハンマー接近調整動画



まずは最初に計測した数鍵と同じ位置でダウンウエイトを計測。69gだった鍵盤が・・・なんと、ほとんどが51gまで軽くなりました。

このように調整だけでも鍵盤はずいぶん軽くなりますが、それでも重い場合、最後の手段として鍵盤の鉛調整を行い鍵盤(ダウン・ウエイト)を軽くします。

お子様にはどんなピアノを選んだら良いか

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