ピアノの性能を最大限引き出すために

Tuning & Maintenance

相性の良いピアノとの出会いのために

Choosing a piano

ピアノ日誌

Piano Diary

Home>ピアノ日誌

調整不良のピアノで練習していると力んだ演奏になる

調整不良のピアノで普段から練習していると必然的に力んだ演奏が身に付きますが、このことはほとんど知られていません。

YOU TUBEでもご案内しています

音大志向の学生さんのご試弾にも立ち会う機会が多い筆者ですが、さすがに難しい曲を力強くダイナミックにお弾きになる方が多いのですが、ただバンバン弾くという感じでピアニシモがないので演奏に繊細さを感じません。

その時に「たぶん今お使いのピアノは調整が出来ていないんだろうなあ~」思ってしまいます。

良く調整されたピアノならば、そんなに力まなくても軽く叩くだけでも十分に鳴りますが、普段から調整が出来ていないピアノで練習していると知らず知らず力んで弾く様になります。

調整が不十分なピアノでいつも練習されている方が、もし本番で良く調整されたピアノを弾くと第三者には荒っぽい演奏をするように感じられるのではないでしょうか。

ピアノの調整とは、鍵盤から打弦するまでのメカニズムにパワーロスがないように最適に調整することを言います。

良く調整されたピアノならば、大きな音も力まず出せますし小さな音も粒が揃った綺麗な音が容易に出せます、これを表現力豊かなピアノと定義します。

鍵盤から打弦するまでの複雑なメカニズムが微妙にリンクしています(アップライト)


鍵盤から打弦するまでの複雑なメカニズムが微妙にリンク(グランドピアノ)


一連のメカニズムを丁寧に調整して鍵盤からの力がハンマーにパワーがロスなく伝わり、弦のスイートスポットをハンマーが正確に叩くようにする必要があります(アップライト)




先ずは全ての鍵盤がスムースな動きになるように鍵盤調整が重要です


グランドピアノの鍵盤とアクション


弦のスイートスポットを正確に打弦するようにハンマーシャンク(棒)の歪みの修正も必要です

弊社のメンテナンスの作業風景を動画でご紹介しています。
ご紹介しているのは高級ピアノですが、弊社ではヤマハ、カワイその他のピアノでも同様なメンテナンスを行います。




当店でピアノを選ぶメリット

ピアノの性能を大切にお考えの方に3点の資料を無料進呈しています。

 無料資料の詳しいご案内はこちらから


 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


調整作業を分かりやすく動画でご紹介しています

先ずは全ての土台である鍵盤調整から始めます

  №1.鍵盤調整

鍵盤がスムースに動き、全ての鍵盤の高さと深さを均一にする作業で、これが全ての基礎になるので重要です、作業時間は約8時間

 



№2キーフロントホール整調作業の動画(56秒)


 

 

№3棚板(ベティングスクリュー)の調整作業の動画(55秒)

 

 

№4 鍵盤傾き調整と高さ調整作業の動画(59秒)

 

 

№5 弦合わせ調整作業の動画(57秒)

 


№6サポート合わせ調整作業の動画(56秒)

 


№7バックチェック合わせ調整作業の動画(54秒)

 

 

№8 ジャック前後・高さ調整

ジャック前後調整作業の動画(41秒)

 



ジャック高さ調整作業の動画(39秒)

 



№9鍵盤の深さ調整

白鍵の深さ調整作業の動画(48秒)

 

 

黒鍵の深さ調整作業の動画(51秒)

 



№10 ハンマー接近調整作業の動画
(59秒)

 



№11ハンマードロップ調整作業の動画
(42秒)


№11打弦距離調整作業の動画(58秒)

 



№12ハンマーストップ調整作業の動画
(57秒)

 



№13レペティションスプリング調整作業の動画
(59秒)





№14ダンパー調整作業

ダンパーレバー・ブロック調整作業の動画(57秒)

 



ダンパーかかり調整作業の動画(59秒)

 



ダンパー総あげ調整作業の動画(58秒)

 



ダンパーストップレール調整作業の動画(60秒)

 


№15 調律作業の動画(50秒)

 



 №16ハンマー弦あたり調整作業の動画(56秒)

 



№17 ハンマー弾力調整作業の動画
(59秒)


ピアノが持つ本来の性能を発揮させるためには、いかなるピアノであれ丁寧な調整が不可欠です。



無料資料の詳しいご案内はこちらから

 

株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


クラシックピアノの練習には電子ピアノ(電子音源)は不向きです

YOU TUBEでもご案内しています

理由は電子音源を使う限り、誰が弾いても同じ音色になるからです。

ヴァイオリンは上手い下手では音色の違いはすぐにわかりますがこれはピアノも同じです、しかし電子ピアノ(電子音)は誰が弾いても(データーでも)同じ音色がします。

電子ピアノの鍵盤のメカニズムを生ピアノに似せ、いかに巧妙に作られた高級な電子ピアノでも単なるスイッチで、鍵盤下のセンサーで感知して、強く叩くと大きな音がして弱く叩くと小さな音がするという仕組みです。



ですから一流のピアニストが弾いても、素人が弾いてもあるいはデーターで鳴らしても、同じ音色と表現になるのが一番の問題です。

これはサイレントピアノは勿論、高額なハイブリットピアノ(トランスアコスティックやエニータイム)でも電子音源を使うので電子ピアノと同様にクラシックピアノには不向きです。

ハイブリットピアノは電子音源をスピーカーの代わりに響板を使って鳴らす仕組になっていますが、当然ながら電子音源なので音量も自由に調整できます。


しかしポピュラー・ジャズピアノなら電子ピアノ(電子音源)でも何とかなります。





無料資料の詳しいご案内はこちらから


株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


ピアノ日誌Piano Diary


不要・中古ピアノ買取
ピアノ聴き比べ