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浜松ピアノ店の流儀を語らせてください!

ピアノでココロ豊かな人生を

~ ご希望のタッチと音色に仕上げます。~

ピアノは自然素材で構成される複雑なメカニズム(鍵盤、アクション、ダンパーが絶妙にリンク)を通してリモートコントロールで打弦する楽器ですが、自然素材故に部品の一つひとつに必ず伸縮や歪みが生じるので、これらの修正と部品の擦り合わせ調整をしない限り本来の性能を発揮しません。

ピアノはそのような独自の特異性を持つ楽器ですので独自の丁寧な調整を施しご希望のタッチと音色に仕上げてお届けするのが浜松ピアノ店ならではの流儀です。ピアノ何でも無料相談室 フリーダイヤル0120-174-016までお気軽にご相談ください。

長く筆者なりの観点でピアノという楽器を研究してきましたが、このようなピアノ独自の特異性についてほとんどの方が、この当たり前のことを忘れている故に、高級ピアノを含め多くのピアノが本来の性能を発揮していません。

どんな高級ピアノでもリモートコントロールで打弦する以上、鍵盤からの力がロスなく打弦するハンマーまで届き、尚且つ、弦のスイートスポットを的確に叩かなければ本来の性能を発揮しません。

この問題に対処するためには、時間(新品で3日、中古品ならその倍以上)をかけた部品の修正と丁寧な擦り合わせ調整が欠かせないのですが、手間がかかり重要視もされていないので、多くの高級ピアノも調整が手抜きなっているくらいですから、使いこまれた中古品なら尚更、酷い状態で販売、納品されています。

しかし、いかなるピアノであれ、当たり前のことを手を抜かず順番通り当たり前のように調整すると格段に弾いて気持ちの良いピアノに変身することを知っていただきたいと強く思います。

中古グランドを購入された男性からのご相談例

ディアパソンD-164Rが高級ピアノになりました!


調整作業というのは技術力云々よりも、順番通り手を抜かず当たり前のことを当たり前のようにやる作業ですが、逆に単純作業の繰り返しで作業時間も長いので、これができる技術者も極めて少数です。










ピアノの調律とメンテナンス

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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


メンテナンスのお客様の声(カワイKG-3C)


鍵盤が軽くなりました

岡山市中区 / O 様  カワイ KG-3C

昨年は12月のお忙しい中、ピアノの修理・調整に来ていただきありがとうございました。
鍵盤も軽く、音も華やかになりとても喜んでおります。
手放すしかないかと思っていたピアノも、プロの手にかかれば生き返るのだと驚きました。
ピアノを弾くのが楽しくなります。今後共よろしくお願いします。

メンテナンスのお客様の声


ピアノの選び方とその問題点


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株式会社浜松ピアノ 代表取締役社長

植田 信五


出張メンテナンス in 広島県②

出張メンテナンス最終日は広島市東区S様

ペトロフP125-F1 ウォルナット艶消し

小中学生3人のお子様が弾かれています。
天井も高くほどよい残響もありとても心地よい空間です。

 

 

 

鍵盤下を掃除してキーピンも良好

 

 

 

ハンマーの進行方向の修正をして全て弦の真ん中に当たるよう調整

 

 

 

鍵盤の高さも定規を当てて隙間を確認し、薄い紙パンチングを出し入れしてリセット、きれいに高さが揃いました。

 

 

 

高さが揃ったら鍵盤の沈む量(深さ)も精確に測れるので、それぞれの鍵盤の深さが10mmになるように調整

 

 

 

連打しやすいようにジャックの位置も修正

 

 

打弦後のハンマーのストップ位置も隣同士揃うように調整、タッチ感が揃います。

 

 

調律もリセット

 

 

輪郭のない音色があったので弦との噛み合わせを修正

 

 

天井も高く広い空間に、あまいペトロフトーンが響き渡り、半日と短い時間でしたがとても癒されました。

S様ありがとうございました。

 

 

 

 

 

午後は広島市佐伯区Y様

ディアパソン No.170 

昨年メンテナンスのご依頼をいただき、土台(基礎)の調整からし直しました。

今回はその続きからの予定でしたが、今練習している曲でどうしても気になるところがあるそうで話をお聞きすると・・・

①シフトペダルを踏んで弾くと音色の変化はあるが気持ち悪いところがある。
②シフトペダルを踏んでダンパーペダルを使うと音が濁った感じになる。

以上が今回のご要望でした。

 

シフトペダル(左のペダル)を踏んで確認してみると、もっさりした音とシャリシャリした音が混ざっているところもあり、弦溝が深くなってる時に出る音かな?と予想・・・。

アクションを引き出して確認してみると・・・

 

  

やはり弦の溝(型)が深くハンマーもペシャンコで、しかもズレて型がついていました。

シフトペダルの音色を正確に揃えるには、まず通常のハンマーのポジションをきれいにリセットする必要があります。しかもハンマーの形状も揃える必要があるので、

①ファイリング(ハンマー整形)
弦合わせ調整

少なくともこの2点をリセットしてから音色の調整です。

 

 

 

ハンマーの傾き(捻じれ)を修正してから、ハンマー整形です。
布ヤスリで一つずつ整形して新品と同じ形にリセットします。

 

 

次にポジション決めの弦合わせ調整
ハンマーの進行方向を弦に合わせながらノリ紙という数種類の厚みの紙を挟んでハンマーの動きを変えます。

 

 

調律もリセット

 

 

3本同時にハンマーが当たっているか弦の噛み合わせを確認し、左右・真ん中どこを削って落とすかチョークで印。ほとんどが同時にあたっていません。この場合の音色は全体的に輪郭のないぼんやりした音色です。

 

 

  

カーボン紙でハンマーに色をつけて、高いところを板ヤスリで落とし、同時に当たるまで繰り返します。

 

 

最後にシフトペダルの量(右に動く量)も調整して、音色を確認してみたら偶然にも1回で音色が揃ったので、パネルをしてY様に確認していただきました。

 

「うん、良い!」

とOKいただきました。

次回はペダルを箱ごと外して中身をばらしてパーツを磨きあげ、さらにペダル操作がスムーズになるようなメニューを行なうことを伝えると、とても嬉しそうでした。

「これまで(依頼するまで地元で)調律しかしてなかったから、こんなに丁寧に作業されてしかもこんな安いお値段でありがたいわ」と言っていただける奥様。

いえいえ、調整の重要性と必要性を認識していただけるだけでこちらも嬉しいです。ありがとうございました。

 

3日間の出張メンテナンス、広島県安芸郡K様、S様、山口県光市H様、山口市S様、広島市東区S様、佐伯区Y様お世話になりありがとうございました。

 

 

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1台1台丁寧な調整を心がけています

三木 淳嗣(委託調律師)


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